• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)
ORICON NEWS

「俺、これでいいのか?」カンニング竹山、巡ってきた“ご意見番”役に50歳の葛藤

理想のお笑いじゃなかったキレ芸、突き詰め個性に「これしか俺にはない」

──「天国で見ている友よ」といった歌詞からは、やはり相方の中島忠幸さんが想起されます。

カンニング竹山ちょっと前までは表に出すのに抵抗みたいなのもあったんですけど、年を取ってきたら関係なくなりましたよね。あいつのことを忘れることはないけど、考えてもしょうがないというか、もうそんな時期も過ぎたというか。今も残念な思いはありますけど、感謝のほうが大きいかな。あいつとコンビを組んだからこそ、今のカンニング竹山があるわけですから。

──あれから今年で15年経ちますが、どんなときに中島さんのことを思い出しますか?

カンニング竹山若手が出てる番組を観てると、懐かしいですよね。ネタ番組をはしごしてた頃は大変だったなとか、やっぱりM−1の決勝戦行ってみたかったよなとか。まあ、遅い青春でした。2人で喧嘩しながらも必死にやってましたから。だから30過ぎにようやくテレビに呼んでもらえるようになったときは、2人ですげえ喜んだんですよね。現場では「誰が売れてやるか!」とかキレて見せてましたけど。

──コンビ時代とはアプローチは違いますが、『ヘイ・ユウ・ブルース』でも存分にキレ芸を発揮されていますね。

カンニング竹山これしか得意技がないですからね。正直、理想とする笑いではなかったですよ。それこそビートたけしさん、とんねるずさんに憧れて、近い世代だとさまぁ〜ず、バナナマン、おぎやはぎ、バカリズムとか、あんな芸人になりたかったですから。でも結局、ブレイクしたのはキレ芸だった。それはそれで諦めもつきましたよ。俺にできるのはコレなんだから、コレを突き詰めればいいんじゃないかって。さすがに若手の頃みたいに徹頭徹尾キレ続けたら邪魔でしょうがないでしょうけど、本気でキレてるオジさんって見方によっちゃ笑えるじゃないですか。『朝まで生テレビ』とかね。だから今後も折を見ながら、キレていきたいですね。

(取材・文/児玉澄子)

ヘイ・ユウ・ブルース〜許せ、友よ〜

Calmeraとコラボした「タケヤマカルメラ」

Calmeraとコラボした「タケヤマカルメラ」

 名俳優、左とん平氏の楽曲「ヘイ・ユウ・ブルース」この楽曲をお笑いコンビ「カンニング」が2004 年にカバー。そこから15 年以上の時を経て、カンニング竹山がCalmera とタッグを組み、この時代に投げかける魂の叫びを再びこの曲に乗せた、タケヤマカルメラとしてのカバー曲。
【タケヤマカルメラ「ヘイ・ユウ・ブルース 〜許せ、友よ〜 (blackboard version)」URL】
https://www.youtube.com/watch?v=AnNiiUlO8Gc

【タケヤマカルメラ「ヘイ・ユウ・ブルース 〜許せ、友よ〜」 配信アドレス】
https://calmera.lnk.to/hyb

あなたにおすすめの記事

 を検索