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「俺、これでいいのか?」カンニング竹山、巡ってきた“ご意見番”役に50歳の葛藤

「本音を言えば“お笑い”だけしたい…」情報番組出演に自問自答も、年1の単独ライブが拠り所に

──近年はコメンテーターとしてもご活躍ですが、歌詞には「面白いと思われてここに立ってるんじゃないか?」「これが今の俺の仕事だ」といった葛藤も散見されます。

カンニング竹山本音では、バラエティ番組が好きなんですよ。ただ世代交代というものはあって当然で。それでもテレビが好きだし、ここで食っていきたいから、呼ばれた番組では全力でやるわけです。ただ「俺、これでいいのか?」っていう自問自答もずっとあるんですよ。お笑いをやりたくてこの世界に入ったのに、情報番組で偉そうに政治だの時事だのについてしゃべって、そうこうするうちにからかい半分でご意見番とか呼ばれるようになって、ときには炎上もするしね。

──“本業”の芸人ではなく、コメンテーターとして重用されるのは不本意ですか?

カンニング竹山いや、そもそも嫌いじゃないんですよ。世の中で起こってることにあれこれ考えを巡らせるのは。それと、年齢によって求められることは変わってきますよね。可愛がってくれてた先輩が引退していく一方で、若い子たちが新しい価値観を持って入ってきて、そこはもちろん受け入れなきゃいけない。そうは言っても、なんだかんだで自分もまだ現役ですし、葛藤はありますよ。というのが40〜50代なんじゃないですかね、どんな仕事でも。

──「自分は現役の芸人である」という自負はやはり揺るぎないのでしょうか。

カンニング竹山(相方の)中島が亡くなった時点で漫才師は“廃業”したんです。ただ、(08年から)年1回続けてきてる『放送禁止』という単独ライブがある。約2時間、一度も舞台袖にハケることなく自分が考えてきたこと、体験したことを笑いを交えて1人でしゃべり倒す、このストロングスタイルの舞台があることによって、僕は何も怖くなくなったんです。ネットとかで言う人はいますよ。「面白いことやってないくせに」とかね。でも、もし僕が芸人を名乗ってることを疑問に思うなら、チケット取って見に来てよ、申し訳ないけどさ、ってことですね。

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