ドラマ&映画 カテゴリ

男性のスーツ選びや着こなしの参考に、ガイ・リッチー監督作『ジェントルメン』

 ガイ・リッチー監督の映画『ジェントルメン』(5月7日公開)。英ロンドンを舞台に、大麻の大量栽培/販売で財を成したアメリカ人ミッキーの跡目争いを描く痛快クライム・サスペンス。衣装には執拗(しつよう)にこだわることで有名なガイ・リッチー監督だが、本作も例外ではなく、あらゆる階級の役の衣装にそのポリシーを垣間見ることができる。男性の着こなしに役立ちそうな映画として、ファッション好きの男性にもおすすめだ。
 本作について「ガイ・リッチーの初期作品を彷彿させるような緊迫感と反社会的な要素がある。あの頃の作品を今に置き換えたような作品だ」と語るのは、ガイ・リッチーと以前にも一緒に仕事をした経験のある衣装デザインを担当したマイケル・ウィルキンソン(『アラジン』の衣装も担当)。

 モダンでスタイリッシュな本作品に出演するのは、『インターステラー』のマシュー・マコノヒーのほか、『キング・アーサー』のチャーリー・ハナム、『クレイジー・リッチ!』のヘンリー・ゴールディング、テレビシリーズ『ダウントン・アビー』のミシェル・ドッカリー、『トータル・リコール』のコリン・ファレル、そして『コードネーム U.N.C.L.E.』のヒュー・グラント。ガイ・リッチーと以前にも一緒に仕事をした経験のあるウィルキンソンは、それぞれの役を特徴づけるちょっとした要素を衣装に加えるようにしたと話す。本作のクールで“ジェントルメン”な着こなしをひも解いてみよう。

 「ガイ(・リッチー)は、都会的で典型的な英国風のスタイルを求めていた。今回の作品は、すべての役の個性が強調されていた。だからこそ、衣装選びが楽しかったよ。ただ、ガイはありきたりでつまらないものを嫌いながらも、誇張しすぎには気を付けなければならなかった。どの役にしても、観客が共感できるレベルに留める必要があったんだ」と監督のこだわりを明かす。

“ロンドンのマリファナ王”ミッキー:マシュー・マコノヒー

Courtesy of Michael Wilkinson=映画『ジェントルメン』2021年5月7日公開(C)2020 Coach Films UK Ltd. All Rights Reserved.

Courtesy of Michael Wilkinson=映画『ジェントルメン』2021年5月7日公開(C)2020 Coach Films UK Ltd. All Rights Reserved.

 ミッキーに関して、ウィルキンソンは次のように語る。「独特で個性的なルックスを作り上げたいと思っていた。そこで、彼の着用するスーツは、オーダーメイドのスーツを発注することにしたんだ。伝統的な英国風の仕立てを取り入れつつ、モダンな仕上げにしてくれた。非常に質の高いスーツだが、若々しい発想の伝統に縛られないデザインだ。ミッキーは、自分の地位を楽しんでいるような人間。英国風の仕立てを強調するためにも、美しい羊毛やカシミアや絹の贅沢な生地を選んだ(柄はウィンドウペンチェックとプリンス・オブ・ウェールズを使用)。マシューは、ここまで着心地のいいスーツは初めてだ、と言っていた」。

 マコノヒーはあまりにもそのスーツを気に入り、何着か家に持ち帰ってしまったという。「幸いなことに、この映画にはアクションシーンがたくさんあったので、あのスーツには何着もの予備があった」と、ウィルキンソンは語る。

Courtesy of Michael Wilkinson=映画『ジェントルメン』2021年5月7日公開(C)2020 Coach Films UK Ltd. All Rights Reserved.

Courtesy of Michael Wilkinson=映画『ジェントルメン』2021年5月7日公開(C)2020 Coach Films UK Ltd. All Rights Reserved.

Courtesy of Michael Wilkinson=映画『ジェントルメン』2021年5月7日公開(C)2020 Coach Films UK Ltd. All Rights Reserved.

Courtesy of Michael Wilkinson=映画『ジェントルメン』2021年5月7日公開(C)2020 Coach Films UK Ltd. All Rights Reserved.

“ミッキーの右腕”レイ:チャーリー・ハナム

 「チャーリーに関しては、英国風でありながら、もう少しカジュアルなスタイルを作り上げたかった。仕立てた服に、キルト地のバブアーのジャケット、ニットのネクタイ、ツイードのベスト、厚手のニット、そして、美しいオーダーメイドのブーツなどを合わせた。チャーリーの演じるレイには、生まれつき服装のセンスがある。法に触れる活動をしているからといって、仕立てのいい、ウェルメイドの服を着ないとは限らない!」(ウィルキンソン)と、リラックスした雰囲気の見た目を作り上げた。

“ミッキーの妻”ロザリンド:ミシェル・ドッカリー

Courtesy of Michael Wilkinson=映画『ジェントルメン』2021年5月7日公開(C)2020 Coach Films UK Ltd. All Rights Reserved.

Courtesy of Michael Wilkinson=映画『ジェントルメン』2021年5月7日公開(C)2020 Coach Films UK Ltd. All Rights Reserved.

 ミシェルにとって、ここまで彼女の出身地東ロンドンに近い役を演じたのは初めて。ウィルキンソンは「ロザリンドは、堂々とハイブランドの服を着こなすタイプだ」と語り、バルマン、ステラ マッカートニー、ラルフ ローレン、キャロリーナ ヘレラ、などのブランドを用いたという。「彼女が生まれた育った境遇は今の状況とは全く異なるとは思うが、彼女が今の特権的な境遇に馴染んでいるように見せたかった。ファッションの小さな詳細にまでこだわり、大胆かつ自然になんでも着こなす。古風な英国スタイルに、モダンでドラマチックなテイストが加わる。黒と白がベース。くっきりと見せる肩の形、鮮明なストライプに、大胆なシルエット。パール、ブーツ、毛皮、カシミアを使い、シャープな仕立てを心掛けた」と語る。

あなたにおすすめの記事

オリコンニュース公式SNS

Facebook、Twitterからもオリコンニュースの最新情報を受け取ることができます!

メニューを閉じる

 を検索