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25年“潜伏”しているつぶやきシロー、芸能人の選択肢の多さを心配「みんなが先に行くなら、僕は後退していってもいい」
本を書くのも漫談のネタを書くのも、腰が重い
話題を集めている本書だが、つぶやきシローは朴訥な早口で制作の苦労を話す。「そもそも、3月生まれのあるあるだけで一冊書こうという方がムリな話なんですよ(笑)。だから似たようなネタが集まってて、『同じネタですね』なんて言われたりもするんですけど、そんなこと言う人は大抵、遅生まれ(4月〜12月生まれ)なんですよね(笑)。気持ちがわからないんですよ」(つぶやきシロー/以下同)
彼いわく、「何事も締め切りは決められたくないタイプ」。だが同著はその特性上、3月に発売されていなくてはならず、逆算して2月には販売開始することが決定。そのために慌ててネタを集め、まとめていった。
「贅沢なんて言ってられないですよ。思い浮かんだネタをいいねいいねと言いながらメモって。2倍以上のネタを出して使えそうなものだけを収録していますが、2冊目はないね(笑)。僕、本を書くのも漫談のネタを書くのも、腰が重いんです。妥協してページを埋めると魂が入らなくなるから、追い込まれるのも嫌い。今回は、ラフのつもりで提出した挿絵が採用されちゃったから絵もひどいけど、時間もないしいいかって。面倒くさいから(笑)」。
Twitterに95万人のフォロワー、「いつ炎上してもおかしくない」
「それも仕事で始めたんですよ。雑誌の企画で『芸名がつぶやきだからTwitterでつぶやいてみませんか』っていう。言われたからやっていたんですが、反応が見られるのは面白くて。『へ〜』と思っていたら、そのままやめられなくなった(笑)」
投稿ペースは、無理ない程度で大体1日1回。
「やめるやめると言いながら、10年続いて。その区切りでやめればいいのに、タイミングを逃しました。でも、漫談では表現しにくいようなネタを投稿に使えるから、無駄にならないという良さはありますよね。1回死んだものが、生き返って人目に触れる、そんな感じです。ただ、今は炎上ってのが問題になってるんでしょ? 僕も飲みながら書いてるから、いつ炎上してもおかしくないです(笑)」。