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志田未来、幼い頃からの“演技派”の異名にプレッシャー感じるも「女優以外の道はない」

自身のイメージを気にしない気骨、女優として生きていくことを覚悟したタイミングとは

――では『女王の教室』もオーディションだったのでしょうか。
志田未来そうですね。『女王の教室』はオーディションの回数がすごく多くて、どんどん絞られていって、最後2人に残ってからも何回もあって。毎回違う服装をしてアピールしました。いろんな自分を見せなきゃ、と必死でした。オーディションは、とにかく緊張しました。会議室で大人がいっぱい座っている椅子の前で「はい、お芝居して下さい」と言われても、のびのびとできなかったですね(笑)。

――『女王の教室』や『14才の母』などの作品で演技が注目され、幼い頃から「演技派」と呼ばれていましたが、プレッシャーはあったのでしょうか。

志田未来そうですね…(笑)。「そんなに持ち上げてくれなくて良いのに」と思っていました。うれしいとかはあんまり思っていなかったですね。でも自分を認知していただくためにも、肩書というか、とりあえず何かつけなきゃいけないんだなと、思うようにしていました(笑)。

――ご自身に対して特定のイメージが残っていると感じることはありますか。

志田未来自分のイメージとかキャラというのをあまり意識したことはないですね。『女王の教室』のときは、街でも役名で呼ばれることが多かったですが、それ以降は徐々に自分の名前で呼んでいただけることが増えて、志田未来という名前が認知されるようになったんだなと思いました。
――エゴサーチはしないのですか。

志田未来全然興味がないんです(笑)。現場を出たらお仕事のことを考えることはなくて、自分の中で自然に切り替えちゃっているので、気にならないのかなと。

――志田さんが女優として生きていくことを覚悟したのは、いつ頃ですか。

志田未来1番のきっかけは、君塚良一監督と映画『誰も守ってくれない』(2008年)でご一緒させていただいたときです。ちょうど高校を卒業する時期で、「学生という武器を捨てるんだから、この仕事に今まで以上に真剣に取り組んでいかないと」というお話をしていただいたことがあって。それまでは学校と仕事とで、あまり集中していない感じもあったんですが、その言葉によって気が引き締まり、改めて「この仕事で自分は本当に食べていくんだ」という意識が芽生えました。

――高校卒業のタイミングで、女優以外の道に進むことは考えなかったのでしょうか。

志田未来なかったですね(笑)。というのも、もともと芸能コースのある高校に入った時点で、普通の就活には参加できないんだろうなと漠然と思ったんです(笑)。だから、この仕事を続けるしかないというか。

――最後に、志田さんは今後どのような女優を目指しているのでしょうか。

志田未来幼い頃からたくさんの方々が見守ってくださっているのは嬉しいし、心強いです。現場でも、親戚がたくさんいるような感じなんですよね。こういう経験をできるのは、小さい頃からお仕事をしてきたからこその特権で、他の方には味わえない幸せなことだと思います。だからこそ、これからはそういう方々に恩返しできるように頑張っていきたいなと思っています。それに、母から常日頃言われているのは、「初心を忘れずに」ということ。これは仕事をする上で一番大切にしていることです。今後も偏った役ばかりじゃなく、普通の役を幅広く演じられる女優になっていきたいと思います。

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