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ももクロ、『怪盗少女』から10年 デビュー曲頼りへの葛藤も「『怪盗』超えが良いモチベーションに」
アイドルとしての賞味期限を定めなかったからこそたどり着いた10年目
【佐々木彩夏】私は最年少なんで特に何も思わないかな。
【百田夏菜子】おいおい。
【玉井詩織】私もどちらかと言うと、下の方なので特には。うちには上2人がいるので(笑)。
【百田夏菜子】おいおいおい。大きく見れば変わらないから(笑)。
【高城れに】そうですね。一時期はいつまで自分がアイドルをしていられるんだろうと考えていたし、アイドル=若いって印象もありました。けど最近、ゆきりん先輩(AKB48 柏木由紀)が、「30歳までアイドルやる」と宣言していて「かっこいいな」って思いました。だんだん年齢を重ねる魅力みたいなものも感じてきているので、自分もどこまでアイドルを続けられるのか挑戦していきたいですね。
【玉井詩織】あ〜、それはあるかもしれないです。あと最近、ファンじゃない方からも「ももクロちゃんってこんなに大きくなったんだ!」と声を掛けてくださる機会も増えていて。本当に皆さんに成長を見てもらっているなと。
【佐々木彩夏】言ってみれば、芦田愛菜ちゃんみたいな感じだよね。
(取材現場一同笑い)
【玉井詩織】そうだね(笑)。
――一方で変えちゃいけない部分について意識していることはありますか?
【百田夏菜子】常にその時のありのままの姿をお見せするということですね。年齢を重ねてますけど、「あの時のように若く頑張らないと」というよりかは、その時の自分たちをそのまま届けるというか。それは楽屋でも表でも変わっていない自分たちの姿勢だと思います。
【高城れに】特にないよね。
【佐々木彩夏】うん。いつもメンバーやスタッフさんと一緒に過ごしているから、良くも悪くもあんまり“大人になった”とかは感じていないかもしれない。
【百田夏菜子】明日の予定もわからないので、全然先のことは考えられないというか。
【佐々木彩夏】明日の予定はわかっておいてよ(笑)。
【百田夏菜子】(笑)。でも、結成10周年の時も気付いたら10周年という感覚でした。特別そこを目指していないというか、通過点としての10周年だったんです。そういう意味では常に流れに身を任せているというか。
【佐々木彩夏】10年を目標にしていたらもうアイドルを卒業していたかもしれないしね。
――そういう意味では“気づいたら30〜40歳”ってことも期待できますか?
【高城れに】ありそうじゃない?
【玉井詩織】そうだね。さすがに40代は遠い未来すぎるかもだけど(笑)、メジャーデビュー15周年はあっという間に迎えそうだし。
【佐々木彩夏】でもまずは遠い先のことより、なるべく近い内にモノノフさんが客席にいる状態でライブをやりたいよね。
【百田夏菜子】そうだね、まずはそこだね。早くモノノフの皆さんの前で元気いっぱいライブがしたいと思います。