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(更新: ORICON NEWS

温度差すら感じる…衝撃的メイクの“落差”が話題に 美麗レイヤ―が素顔を晒した理由

 「オンとオフの温度差で風邪引いてほしい」というコメントとともに、メイク前後の写真を並べてツイートし、たくさんの「いいね」を集めたコスプレイヤー・みはさん。飾らない姿や年齢の公開など、自然体でコスプレを楽しんでいる彼女には、コスプレへの取り組み方やメイクの方法にも独自のこだわりがある模様。そんなみはさんにインタビューを実施し、ツイートがバズったときの感想や、反響があった後、コスプレ活動にはどのような変化があったのかなどを聞いた。

フォロワーに向けたツイートが大反響 「えげつない顔を晒してしまいスミマセンという心境でした」

――1年ほど前に公開された「オンとオフの温度差」のツイートがいいねを集めていましたね。

【みは】あの頃の私、なんで投稿しようと思ったんですかね(笑)。カメラを起動したときに、たまたま映った自分の顔があまりにも衝撃的があったので、「この差から来る衝撃を他の人にも味わってほしい!」と思って、ノリでツイートしたような気がします。

――素の状態を徹底して隠すレイヤーさんも多いなか、こちらの写真を公開することに迷いはありませんでしたか?

【みは】そうですね。コスプレ後の完成した姿も、コスプレ前の姿も、どちらも同じ私だと思っているので。特に抵抗や葛藤はなかったです。

――コスプレ時の写真に対して、「メイクとテーピングでどうにかなるもの」とコメントされていましたが、コスプレメイクで特にこだわっている部分はありますか?

【みは】最近ではコスプレでも、「素材の良さを活かしました」みたいなナチュラルメイクが流行っているんです。なので、塗り重ねるのではなく「いかに薄めのメイクで、そのキャラクターに近づけるか?」という点を意識しながら取り組んでいます。たとえば、先日挑戦したオリジナルの女子高生のコスプレでは、ほぼすっぴんに近いナチュラルメイクを目指しました。

――ナチュラルメイクでもコスプレは成り立つものですか?

【みは】ナチュラルと言ってもつけまつ毛もするし、しっかりメイクもするんですが、塗り重ねて隠すというよりは、陰影に力を入れるなどしています。ナチュラルに見える、作りこんだメイク…という感じですかね。難しいうえに時間もすごくかかるんですよ。
――ツイートをしてから実際に反応がくるまでの間、どのような気持ちでしたか?

【みは】ツイートした時点では、そこまで伸びるとは思っていなくて。ふだんから私のツイートを見てくれているフォロワーさんに向けて、ウケ狙いのつもりで投稿したんです。なので、「皆が笑ってくれたらいいなぁ」くらいの軽い気持ちでいました。

――それが予想に反して、ものすごい反響を呼ぶことになったわけですが、次々に「いいね」や「リツイート」が付いていく状況に対しては、どのようなお気持ちでしたか?

【みは】「こんなにえげつない状態の顔面を、不特定多数の方たちに晒してしまってスミマセン…」という気持ちしかなかったです(苦笑)。

――寄せられたコメントのなかで、印象的なものがありましたら教えてください。

【みは】あくまでも私調べですが、「いいね」が5000を超えたあたりから、大喜利のようなおもしろいリプがつき始めるんですよ。「オンとオフの温度差で風邪引いてほしい」というコメントに対して、「本当に風邪引きました!責任取ってください!」みたいなリプが来たり。そのときは「お薬出しておきますね!お大事にしてください!」と返しました。

――こちらのツイートの前後で、コスプレ活動や実生活にも変化はありましたか?

【みは】日本テレビの『中居正広の【悲報】館』という番組から、ツイートの紹介とインタビュー取材に関する連絡をいただきました。ただ、そのときは実生活が忙しく、時間を確保できなかったため、お断りしてしまって…。もし、取材を受けていたら、さらに何かおもしろいことが起きていたかもしれないですね。

“昭和生まれ”と年齢がわかるコメントも 「歳は気にせずに続けていきたい」

――コスプレを始めたきっかけと、コスプレ歴を教えてください。

【みは】コスプレ歴は、もうすぐ10年になります。ある日突然、妹が『銀魂』のコスプレ衣装を買ってきたんですが、それとほぼ同じタイミングで、幼なじみから「『銀魂』にハマったので、キャラクターのコスプレをしてイベントに参加してみたい!」という連絡が来たんです。それで、「だったら一度やってみるか」と。気づいたらのめり込んでいましたね(笑)。

――どれくらいの頻度でコスプレを楽しまれているのでしょう?

【みは】この半年はさすがに減りましたが、コロナ以前は、毎週のようにコスプレをしていました。好きなキャラクターの新規衣装が発表されたら、すぐに自作で用意して。土日は両日ともコスプレ活動に費やす…という日々でした。

――仕事とコスプレの両立でたいへんなところはありますか?

【みは】残業がざらにある業種なので、平日夜の作業がなかなかできなくて。なので、イベントやスタジオ撮影の前日はたいてい修羅場になりますね。でも、なんだかんだで毎回、一応完成はさせています。クオリティはともかく(笑)。
――つい先日公開された、女子高生のコスプレ写真もたくさんの「いいね」が集まっていましたね。そこには年齢を特定できそうなコメントも書かれていましたが、“年齢を公表すること”について持論はありますか?

【みは】「昭和生まれ」と書いただけで、はっきり公表したわけではないのですが、特に年齢は気にしていないです。着たい衣装があれば着るし、やりたいコスプレがあればやる…といった感じです。

――そうした考えがある一方で、年齢を気にしてコスプレを引退する人も大勢いる…というのが現状だと思います。

【みは】人それぞれ考え方が違うので、そういう方がいるのも勿論ですよね。コスプレはあくまでも趣味ですし、第一に考えないといけないのは実生活なので、やむを得ない事情や環境の変化から引退を決意する…というのもあると思います。

――それはもちろんそうですよね。

【みは】でも私の場合は、上記で述べた通り、環境の変化などでコスプレをやめることはあるとしても、年齢が原因でコスプレをやめることはないかなと思います。昔に比べて、今はずいぶんとオタク趣味が許容される時代になってきているので、体力が落ちて回数が減ったとしても、自分のペースでできる限り、続けていきたいと考えています。いくつになっても、同じテンションで盛り上がれるレイヤー友だちがいる限り、そのときそのときを思いきり楽しみたいと思っています。

取材・文=ソムタム田井
みはさんTwitter:@ym1016mhn

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