ORICON NEWS
ファミコンやお菓子…“昭和アイテム”が懐かしい祖母と孫の日常を描いた漫画にほっこり「現代を悲観しているワケではない」
自分が“子ども”だった頃の記憶や気持ちを表現できる話を大切にしている
ホンマジュンコ 自分が“子ども”だった頃の記憶や気持ちを表現できる話であること。同年代の読者の方が共感でき、当時すでに大人だったご年配の方の気持ちにも寄り添える。そしてその様子はきっと、私たちの子ども世代には斬新に感じたり、ある点では昔と変わらず共感できたり、興味深いものになるのだと思っています。
――新型コロナウィルス感染症の拡大で、思うように行動ができないなか、ホンマさんの「今を大切に」「大切な人をちゃんと大切に」という言葉が心に響きます。
ホンマジュンコ コロナ禍で「当たり前だと思っていたことは、決して当たり前ではなかった」ことや、大好きな人たちに日頃から「会いに行くこと」「気持ちを伝えること」の大切さを世界中の人々が感じたと思います。私の場合、それに気づいた時にはもう祖母を失ったあとでした。大好きな人との時間を大切にしていただけたらと思います。
――今後描いてみたいことはありますか?
ホンマジュンコ コミックエッセイに分類されると、私と同世代や大人の方が主に楽しむものになるのかなぁと思っていましたが、お子さんたちにもたくさん読んでいただいているようなので、次は親子や家族で一緒に読めるような絵本を描いてみたいです。