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どきどきキャンプ・佐藤満春、“オードリー支える”裏方で才能開花 多様化の時代にあった芸人の生き方

かつては賞レース優勝や“芸人の王道”を夢見たことも…芸人の副業・本業にこだわらない多様化の時代

──芸人だったら「自分が出たい」と考えそうですが。

佐藤満春 世間的にはそういうイメージがありますよね。芸人たるもの、テレビに1秒でも長く映りたいと考えるものだと。だけど僕にはそういう思いがぜんぜんなくて、むしろ芸人さんが30人くらい出演する番組に呼ばれて、「何もやることがない……」という時間が当時は苦痛でしょうがなかったんです。

──ひな壇とかガヤと呼ばれる立ち位置が?

佐藤満春 はい。もともと大勢のなかにいることが苦手だったし、自分の役割のないところで話すこともない。だったら僕じゃなくて、そういう立ち位置で爪痕を残せる芸人さんが出たほうがいいんじゃないかと思っていました。

──芸人としての欲があまりない?

佐藤満春 いや、賞レースで優勝して、テレビ番組を一周して、深夜に冠番組を持って、ゴールデンでMCを張る。そういった“芸人の王道”を夢見なかったと言ったらウソになります。ただ僕らは、そこのラインに乗れなかったんです。酷な話ですけど、現実として。

──構成作家になったきっかけは?

佐藤満春 自分のできる仕事をしていたらたどり着いたという感じなんですが、今思うと自然な流れだったんじゃないかと。僕としては面白いことを創作して発信していたかったし、そういう意味では番組の構成や脚本も、お笑いのネタを作るのも同じ感覚なので。ただ構成作家をやり始めた頃は、「裏方になるの?」とか言われたりしました。芸人をやめて構成作家に“転職”する人は当時からけっこういたので。

──かつては「芸一筋」が芸人の美学とされましたが、最近は副業をオープンにする芸人も増えました。

佐藤満春 僕はどちらも本業、副業と切り離して考えていないんです。でもたしかに今は芸人の世界も多様化していて、もちろんテレビのド真ん中を目指す芸人もいるけれど、そうじゃない芸人がいても許容される時代になった気がします。どちらにしても僕はこういう生き方しかできなかったし、この世界に入って20年弱経った今は、すごく仕事がやりやすくなりましたね。

──現在も「テレビには積極的に出なくてもいい」という考えは変わらないですか?

佐藤満春 もちろん自分の役割が果たせる場であれば、ぜひ呼んでいただきたいです。それこそトイレにまつわる話をするとかですね。僕がテーマとして掲げている「トイレをもっと楽しく」を広く伝えるためにも、やはり芸人としての肩書きや活動は必要だと思っています。

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