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『博士ちゃん』をけん引するサンド&芦田愛菜、番組P明かす“想定外”の化学反応

ふだんは周りを気にしてしゃべれない子どもたちが、思う存分語れる場所が『博士ちゃん』

 裏番組では『99人の壁』(フジテレビ系)が放送中。得意分野を持つ子どもが出演することでは内容が重なるが、番組の主役として“語り尽くす”というポイントにおいて、『博士ちゃん』はより子どもをフィーチャーしている。博士ちゃんとなる子どもたちについて、鈴木氏は「マニアックな子が多いのですが、本当はすごくしゃべりたいのに、ふだんは周りに気を使ってあまり話せない。この番組は、そういう子たちが思う存分、思いの丈をぶつけられる場所なんです。たいていの子どもはしゃべりだすと止まらなくなり、時間がいくらあっても足りなくなります」と優しい眼差しを向ける。

 そんな番組の主役たちは、タレントではない一般の子どもたち。毎回、素人がメインになるわけだが、そこへの不安は一切ないという。

「授業ですから、準備が必要。行き当たりばったりではやっていません。何度も打ち合わせを重ねて、完璧な準備をして収録当日を迎えます。本人は緊張していますが、僕らは自信をもって送り出しています。ほどよい緊張感もいい方向にいって、いまのところ不安や怖さはないですね」

 SNSなどからの批判も集まりやすい昨今、バラエティ制作の難しさもあるなか、素人の子どもたちを出演させる番組制作において大事にしていることを聞いた。

「SNSの反応は放送中いつも見ていて、すごく気にしています。番組制作でもっとも気をつけているのは、博士ちゃんである子どもたちが一番輝いているように見せること。彼らを笑うという作りにしてはダメ。子どもたちのすごさを見せれば見せるほど、それがおもしろく見えるんです」

 ウィズコロナの時代に入り、撮影の制約などから、やる気満々の子どもたちにも我慢をしてもらわないといけないことも多々あるという。これからの番組制作については、「正解がない、自分たちで判断していくしかないなか、やれるなかで精一杯努力しています。ロケに出られるようになったら、博士ちゃんといろいろなツアーをやっていきたい。もっと外に出たほうが彼らの良さが出ますし、番組自体の厚みも出ます。勉強に限らずいろいろなジャンルにも手を出していきたいです」と力を込めた。

(文/武井保之)

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