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「エリートではない」伊藤健太郎、無名時代とブレイク後…周りの変化に感じた“怖さ”と“決意”

伊藤健太郎

「大人の世界で育ってきた」落ち着いた23歳、これからの課題

 驕ることなく、ブレずにまい進する俳優道。伊藤の芝居への真摯な向き合い方は、若手実力派俳優として、多くの制作陣から高い評価を受けている。しかし伊藤は、「まだまだ全然だめです。課題だらけ」と自己評価はからい。「撮影中はどうしても自分のお芝居を甘く見てしまい、現場では満足しちゃうんです。でもその後、オンエアなどで見ると、どうしても粗が目立ってしまう。もっと早い段階で気づけばいいのですが…。いまは、もっと第三者的な目線で自分の演技を捉えられるようになることが課題です」。

 そんな強い気持ちで臨んだ『弱虫ペダル』の現場では、主演の永瀬を支える立場として参加した。「永瀬さんは最初、『あまり現場経験がないので不安だ』とよく話していたんです。僕は三木(康一郎)監督とも以前ご一緒していましたし、共演者も過去に一緒にやっていた人が多く、ほぼ知り合いだったので、二人をうまく繋げられればいいなと思っていました。でも、僕が言うのも偉そうですが(笑)、永瀬さんはまったく心配なく作品全体を引っ張っていってくれました」。

 現在、23歳の伊藤。発言の一つ一つがとても落ち着いていて、大人びて感じる。「それ、すげー言われるんです(笑)。28歳ぐらいかと思ったって…。でも、心の中は高校で止まっているんですけれどね」とおどけた伊藤。「姉も9歳上だし、小さいころから大人の世界で育ってきたから、年が上の人と一緒にいると落ち着くんですよね」とその理由を明かしてくれた。落ち着き、しっかりとした受け答えをしながら、その笑顔は年相応の爽やかさ。彼が、これからの長い俳優人生でどんな変貌を遂げていくのか、とても楽しみだ。

写真:田中達晃/Pash 文:磯部正和
Hair&Make up:伊藤ハジメ Styling:前田勇弥
MIAMIチェックシャツ:D/HILL(TEENY RANCH)

映画『弱虫ペダル』

8月14日(金)全国公開

■主演:永瀬廉(King & Prince)
■出演:伊藤健太郎 橋本環奈 坂東龍汰 蜿r太郎 菅原健 井上瑞稀(HiHi Jets/ジャニーズJr.) 竜星涼/皆川猿時
■原作:渡辺航『弱虫ペダル』(秋田書店『週刊少年チャンピオン』連載)
■監督:三木康一郎

【公式サイト】(外部サイト)
【公式Twitter】@yowapeda_eiga
【公式Instagram】@yowapeda_eiga

(C)2020映画「弱虫ペダル」製作委員会 (C)渡辺航(秋田書店)2008

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