• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)
ORICON NEWS

主人公を食った“名脇役”スヌーピーが70年愛されるワケ 日本独自の戦略で人気継続

人気低迷を救った救世主はスヌーピーの女きょうだい・ベル、ティーン層の獲得で人気浮上

 登場からしばらくは4足歩行をする可愛い子犬だったスヌーピーだが、時代とともに絵柄も少しずつ変化。60年代には現在のように2本足で立ち上がり、それとともに小説家や宇宙飛行士、弁護士、スポーツマンなどさまざまな才能を発揮するようになる。

 日本に初上陸したのもこの頃のこと。以来長年にわたって愛されてきたが、ソニー・クリエイティブプロダクツが2010年に日本での独占エージェント権を取得したときにはちょっとしたピンチに陥っていた。認知度はあるものの、キャラクター大国・日本での人気はライバルに押されてイマイチ。特にティーンのファン獲得にはなかなか苦戦している状況だったという。

「長年愛してくださる方はたくさんいるのですが、次世代へ継承していくためには若い層へのアピールは欠かせないテーマでした。そこでティーンの女の子が共感できるキャラクターとして、スヌーピーの女きょうだい・ベルを全面に出した展開を試みたのです」

 コミックには数回しか登場しないレアキャラながら、長いまつげと大きなリボンのベルは「可愛い!」とたちまちティーンの女の子の心をつかんだ。それと足並みをそろえるようにスヌーピーを始めとする「ピーナッツ」キャラクターの人気も上昇。2017年には初めて「キャラクター商品小売市場ランキング」(キャラクター・データバンク調べ)のトップ3入りを果たしている。

あなたにおすすめの記事

 を検索