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15年変わらず続く『ネプリーグ』 クイズ番組激戦区の中で生き残る“強度”の源は

実は正解率が高い!? ネプチューンの“トリオ”としての幅を広げた番組

 そして、なによりも大きいのが、“冠”にもなっているネプチューンの存在だ。かつてのネプチューンといえば、原田泰造のネプ投げ(女性を柔道の巴投げで投げ、パンチラを狙う)といった“勢い・ノリ”を重視し、大ボケ担当の堀内健によるエキセントリックな発言で、この2人のどちらかといえば若者向けの笑いがウリだった。

 『ネプリーグ』は、彼らがMCとして進行するのではなく、局アナが“天の声”形式で番組進行を務めており、前述のように彼らもゲストとともに回答者として出演。ネプチューンの同番組としての役割は、進行MCという立ち位置ではなく、大御所、若手俳優や芸人、アナウンサー、著名人など各ジャンルどんな出演者であっても、演者としてネプチューンらしく場を回す点にある。

 それは、様々な番組スタイルを経験しているからこその手腕であり、スタジオや出演者の空気を読み取り、時に俳優陣のフォローに回り、大きな見せ場を作る芸人としての力量も垣間見ることができる。結成27年は伊達ではなく、マンネリ化しない番組まわしが確立しているのだ。

 加えて、クイズの回答に関しても、一見間違いが多いようにも見えるが、総合してみると実はゲスト以上に正答率が高い。3人ともここぞというところで正解を出し、チームのピンチを救う場面も多く、同番組をきっかけに、3人の知的な側面も周知され、老若男女に愛されるタレントとして幅を広げることに成功した。

 これまでにも自身の名が冠となった番組は多いが、『ネプリーグ』が彼らの魅力を一番引き出せていると断言できる。

新たな才能を開花させる役割も…次のブッキングに繋がる抜群の“番宣効果”

 番組のもう1つのウリが、ゲストで登場する面々に、当クールのドラマ俳優陣が番組単位で出演することが多いこと。人気俳優陣がチームとなり、一丸となって問題に挑む。

 わかりやすくいえば“番宣”なのだが、一方で果敢にアトラクションに挑む様子や、解答時間が迫って慌てふためく様子、思わぬ珍解答に爆笑が起きる…といったゲストの貴重な“素”の姿を見ることもできる。5月4日放送の2時間SPでは、木村拓哉、岡田准一、山下智久といったジャニーズ事務所所属タレント計25名の名場面集や解答が放送され、大きな話題を呼んだのも記憶に新しい。

 最近では、『東大王』(TBS系)を筆頭とした“東大生ブーム”が巻き起こっており、『ネプリーグ』も東大生男女を対決させるなど柔軟にトレンドを取り入れているが、今も昔も芸能人たちによる一般常識や知識・教養を問うクイズ番組は“群雄割拠”と言えるだろう。

 そんな中、番組として枠を死守するのは至難の業だが、『ネプリーグ』はゴールデン枠を15年間も続けるという“長寿番組”。もちろん、時流に合わせ演出上のアップデートも続けている。しかし“基本となる核”、すなわちゲーム性の高さや、クイズ内容、旬なゲストの起用、ネプチューンの抜けのある笑いは普遍的だ。これらが絶妙にブレンドされた、奇跡のような“丁度良い塩梅”こそが、長年続く秘訣なのかもしれない。
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