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(更新: ORICON NEWS

ここが変だよ!日本の税収 政府と日銀の大失策と国債の“からくり”

なぜ日本政府は大規模な財政出動が出来たのか? その「からくり」とは

 なぜ実態は違うのか?

 これは今という時代が「デジタル社会が発展した現代だから」と言っていい。大恐慌やリーマンではお金の流れがまったく止まってしまいました。ですが、コロナ禍でもオンラインで物を買えたり、売ったりも出来ました。またアプリを使ったオンライン会議などで、我々の営みはかろうじて継続できています。自粛状態であっても、デジタルの恩恵で、お金が動き続けてきたという状況があります。

 ちなみに株式市場では、3〜6月のGDPデータが注目されています。最も感染者数が増えた時期ですから、これが恐ろしい数字になるだろうと、世界中の経済学者が予測しています。でも僕は、この言説はそれほど気にしないでいいと思っているんです。それよりも、気にしなければいけないのが、我々のこれからの生活。これまで日本でくすぶり続けてきた、“ある問題”の噴出です。
 それは何か? ズバリ、政府の借金の増加です。

 コロナの解決に向けて、各国政府は大規模な財政出動を行っています。ですが、先進国を始め、ほとんどの政府は赤字で国を運営しています。「赤字なのに、どこからお金が出てきたの?」。当然、そんな疑問が生まれますよね。簡単に言えば、各国の「中央銀行」と呼ばれるところからお金が来ているんです。日本で言えば「日銀」です。

 では、その何が恐ろしいのか? 

 一言で言えば、ゼロからお金が作れてしまう=印刷できてしまうことです。日銀はそのお金を政府に渡しています。ですが、そのお金はあくまでも債務。つまり、法的にいつか政府が日銀に返さなきゃいけないお金なのです。つまり「借金」だというのが問題であり、政府が大規模な財政出動が出来た「からくり」はここにあります。問題なのは、その「借金」を我々国民が返すシステムに事実上なっていること。借金を返すために様々な「税金」を上げる可能性が高いということです。

 個人的に僕は、消費税の値上げには反対のスタンスです。それは累進性がなく、お金がない人からも裕福な人からも、まったく同じ税率でお金を取っているから。これは日本の成長率の低さにも繋がって。日本の成長率は世界的に見ても恐ろしく低い…90年代からほぼ変わってない状況は他で例を見ません。そんな中でも消費税を上げるというのは、成長率悪化にさらに拍車をかけるようなものです。

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