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美容整形がテーマの漫画原作者×整形アイドル轟ちゃんが徹底討論 「美容整形」「SNS加工」隠さずに発信する現代の”美”の価値基準とは?

「可愛い戦争」は激化中?SNSという匿名性での攻撃も…

「渇き」と表現される欲望も患者によってさまざま。

「渇き」と表現される欲望も患者によってさまざま。

――美容整形に関する偏見の目は減ってきていると思いますか? 轟ちゃんの自著にかけて日本の「可愛い戦争」の現在地は?
  • 整形アイドル轟ちゃん(左)、鈴川恵康氏(右)(撮影/草刈雅之) (C)oricon ME inc.

    整形アイドル轟ちゃん(左)、鈴川恵康氏(右)(撮影/草刈雅之) (C)oricon ME inc.

轟ちゃん 少しずつ偏見がなくなっていることは感じますが、今はSNS時代で、純粋に容姿のことを批難する場所は増えてしまったように思います。美容整形についても興味もある人も嫌いな人もいる。メイクもダイエットもそう。ですがSNSという匿名性での攻撃が増えたという意味ではむしろ「可愛い戦争」は激化しているのではないかと。

鈴川氏 漫画でもそうなのですが、SNSの発達で「面白くない」という攻撃は目につきやすくなった印象です。しかもこちらからは反論出来ませんし(笑)。

轟ちゃん ただ私のYouTubeでも「つまらない」と言われたところを次に生かしたりします。

鈴川氏 漫画もそのブラッシュアップの連続ですね。

――ある意味、整形レベルの写真加工アプリも完全に市民権を得ていますよね。

轟ちゃん 過去にプリクラの加工が気持ち悪いって話があったと思いますが、あるインフルエンサーの方が「400円払って可愛くなって何が悪い」とおっしゃっていて…。

鈴川氏 お金を払っているから綺麗になっても当たり前。それがすべてを物語っていますよね。

轟ちゃん そこで自分がどう写ろうが自由じゃないかと思うんです。

鈴川氏 コミックのセリフにもありますが「全然平気な“顔”して生きていけばいいんだ」。

轟ちゃん それは私の胸を打った大好きなセリフです。加工が好きな人も嫌な人もいる。美容整形も同じ。それは“自由”なんです。そこでお互いを“攻撃”しなければ、『可愛い戦争』は沈静化するのではないでしょうか。

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