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“モスラの幼虫”っぽい? ネットでも話題の珍獣ミニカバ「いつまでも見ていられる」魅力
“世界三大珍獣”ともいわれるミニカバ、「感性を刺激する」フォルム
――ミニカバの子ども、タムタムについて教えてください。
村上さん 父親のモトモトと母親のフルフルの間に、今年2月21日午前1時26分に生まれました。誕生時は6.4キロでしたが、現在では(12月10日)85キロまで成長。自由気ままで堂々としていて、ちょっとわがままで、たまにボーっとしています(笑)。
――SNSやブログでタムタムの成長の様子を発信していますが、反響は?
村上さん 常連のお客様からは、アップを楽しみにしていると言っていただけています。
――小さい頃のタムタムの写真を見たSNS・ネットユーザーからは、「可愛い」といった感想のほか、「形が面白い」「ヌルヌルしてそう」「モスラの幼虫っぽい」という声も…。
村上さん 皆さんの感性を刺激していますね(笑)。
出産前後はヒヤヒヤ、毎日「今日も生きてるかな」
村上さん 僕は、出産を見守るのが初めての経験で、すべて難しかったです。出産を間近にしたときには、寝室に草を敷き詰めたり、母親が赤ちゃんを踏まないように、赤ちゃんが逃げ込むスペースを壁側に作るなど準備をしました。特に、この出産前から生後1ヵ月くらいまでは、毎日「今日も生きてるかな」というヒヤヒヤしました。
――今ではすっかり成長し、母親フルフルとの様子も微笑ましいです。
村上さん 朝起きた時やお昼寝をしているときは、一緒に寄り添っていますね。親子愛を感じます。
――ミニカバの魅力はどんなところですか?
村上さん いつまでも見ていられる、人をひきつける何か…ですね。可愛らしさもあり、予測できないユニークな動きあり、かもし出すほんわかした雰囲気も魅力だと思います。とにかく、元気にすくすく育ってほしいです。
――『ニフレル』は“生きているミュージアム”とのことで、動物たちの展示の仕方も特徴的です。ミニカバの展示についてはいかがですか?
村上さん ガラス越しに展示しているからこそ、見る人との距離が近くなります。泳いでいるところを横から見られるのも、面白いと思いますね。お客さまに、食べているところも見ていただけるように、展示スペースには草をまいています。
――飼育員ではなく、キュレーターとして意識していることは?
村上さん まず、ミニカバという生物を知っていただくことです。知った上で、魅力を伝えていけたらと思っています。
――これからタムタムを見にくる方へメッセージをお願いします。
村上さん タムタムは15時までの限定で展示しているので、それまでに見にきてください。ミニカバは小さいので、お母さんを見て、子どもだと思わないでくださいね(笑)。時間によって活発だったり、眠っていたり、泳いでいたりと生物の動きが変わりますので、ぜひ色々な時間に訪れてもらえたらと思います。お待ちしております。