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(更新: ORICON NEWS

第15回 好きな男性アナウンサーランキング

第15回 好きな男性アナウンサーランキング

 ORICON NEWSでは、先ごろ発表した女性編に続き、年末の恒例企画『好きなアナウンサーランキング』 “男性編”を発表。長年にわたり同ランキングの常連である【羽鳥慎一】アナが、今年も首位を獲得。今回で3年連続5度目のトップを飾り、また一歩殿堂入りへコマを進める結果となった。

高いアナウンス技術で30代以上からの圧倒的人気、3年連続5度目の1位

  • 殿堂入りへまた一歩近づいた羽鳥アナ (C)ORICON NewS inc.

    殿堂入りへまた一歩近づいた羽鳥アナ (C)ORICON NewS inc.

 第6回(2010年)、7回(2011年)、13回(2017年)、14回(2018年)と1位を獲得してきた【羽鳥慎一】アナが通算5度目の首位を戴冠。日本テレビへ1994年4月に入社して、『ズームイン!!SUPER』などを任され、日テレの看板アナとして活躍。2011年にフリー転向後も、安定した人気を誇り、朝の情報番組『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)では、硬軟織り交ぜた名司会ぶりで人気を誇っている。同番組では、今年は4月からアシスタントが元乃木坂46である同局新人アナウンサー・斎藤ちはるに変更。入社後即、大抜擢された彼女を羽鳥がサポートする姿もさらに好感度を高めた。

 人気の理由はやはりベテランならではの安定感。ニュース番組で見せる高いアナウンス技術や対応力、コメント力などを総合して評価され、世代別では30〜50代で、「言葉選びが的確で、冷静、面白いコメントもできる、安定していて、見ていて安心できる」(東京都/40代・男性)、「安定感があるのに何処か人情味があるところ」(愛媛県/50代・女性)と支持されている。

 同番組では、コメンテーターの同局社員・玉川徹氏、タレント・長嶋一茂らの発言も話題を呼ぶが、彼らを羽鳥がウィットに富んだ口調でさばいていく“猛獣使い”ぶりも人気に。「自分の意見を出さずに臨機応変、的確に進行するところ! 目立たず存在感がある進行が司会者として素晴らしいと思います」(東京都/40代・女性)との声もあった。

 古巣の日テレでも『ぐるぐるナインティナイン』『人生が変わる1分間の深イイ話』『THE MUSIC DAY』と人気番組に継続して出演。『鳥人間コンテスト2019』では感動して涙を流すことも多く、「涙脆いから」(東京都/10代・女性)と羽鳥アナの情に厚く、涙もろいところもキャラクターとして愛されている点。視聴者にとっても、共演者にとっても安心できるオアシスのような存在となっているようだ。

昨年に続き若年層からの支持が集中し、“共感力”で人気もキープ

  • 熱量がすごすぎた嵐の会見も話題になった青木アナ(C)日本テレビ

    熱量がすごすぎた嵐の会見も話題になった青木アナ(C)日本テレビ

 2位には日本テレビ【青木源太】アナがランクイン。男性ながら“大のジャニーズファン”として知られ、女性から圧倒的支持を得て世代別では10代、20代から1位を飾った。

 ジャニーズファンならではの目線でのコメントも人気で、嵐の活動休止発表の会見では、質問中に涙を見せる一幕も。メンバーに「熱量がすごすぎる」と苦笑されるも、「ファンに寄り添えるアナウンサー」とそのいつも全力で行なう仕事ぶりがファンから絶賛されている。

 そんな青木アナは「ジャニーズへの愛が激しくて面白い」(神奈川県/10代・女性)、「ジャニオタの鑑だから」(北海道/20代・女性)と“ジャニーズファンの代弁者”として支持されている。真摯な思いに同性からも「オタクの鑑! オタクとしての節度もあって、カッコイイ」(埼玉県/30代・男性)と羨望の声も上がった。

 2018年からは『バゲット』と『火曜サプライズ』のメインMCに就任。エンターテインメント全般へのリスペクトを込めたコメントも「エネルギッシュだから」(東京都/40代・男性)と称賛の声が。

 昨年1月に2つの公式SNSアカウントを開設。ツイッターは38万フォロワー超え、インスタグラムは11万のフォロワーを抱え、日々情報を発信している。インスタでは「#青木的イケメン列伝」のハッシュタグで人気俳優からラグビー選手まで各界の“イイ男”たちとも写真を公開。今後、ジャニーズファン以外にもさらに支持層を拡大していきそうだ。

人間味あふれる姿に驚きの声も、今年もTOP3入りキープ

 こちらも昨年に引き続き、NHKの【武田真一】アナウンサーが3位に登場。第8回から同ランキングの常連であり、第12回以降はTOP3入りが続いている。『クローズアップ現代+』のメインキャスターを担当する武田アナ。NHKのアナウンサーならではの安定感に「声が好きだから。安定感があるところ」(広島県/10代・女性)、「真面目で安心して見てられる頼もしいアナウンサー」(埼玉県/50代・女性)と高く評価されている。

 その一方、同番組の「毒親」を特集した4月18日放送では、2人の子供がいる武田アナは「子育てのいろいろな後悔があります」と告白。親子関係で悩んだ女優の東ちづるの話を聞きながら、大粒の涙を流して「親が泣いてどうするんだって話ですけれど」と目を赤く腫らした。

 そんな子どもたちの影響からか、武田アナはアニメファンでもある。京都アニメーションの火災を扱った回では「アニメファンの息子たちを通じて、たくさんの作品を知り、子どもたちと一緒に、笑ったり泣いたりしながら見てきました」と素顔を告白。後半には声を震わせて深い“アニメ愛”ゆえの事件への思いの深さを伺わせていた。

 こうした時にエモーショナルにニュースを伝える姿に「普段冷静な人なのに、ご自身の反抗期のお子さんを思い出されて涙されていたとか。仕事は完璧だと思いますが、それだけではない温かさを感じ、好感が持てました」(大阪府/40代・女性)というコメントも寄せられた。冷静な報道マンとしての姿勢だけでなく、まれに見せる人間味あふれる姿…それを目の当たりにした視聴者の心を震わせた。

ベテラン勢に割って、初登場&昨年圏外アナが急浮上

  • 初登場、『スッキリ!!』メンバーとしてもおなじみの森圭介アナ(C)日本テレビ

    初登場、『スッキリ!!』メンバーとしてもおなじみの森圭介アナ(C)日本テレビ

 TOP3は昨年と同じ結果となったが、以降の順位には変動が見られた。今年の初登場は日本テレビから【森圭介】アナ。

 森アナは、『スッキリ!!』メンバーであり、朝の顔として定着。「元気が良く、朝いつも明るくニュースを伝えてくれるから」(愛知県/30代・男性)と好感を得ている。お正月の風物詩、箱根駅伝の実況も担当しており、ツイッターでのリアルタイム更新も毎年話題にあがる。ツイッター8万、インスタ12万フォロワーを持ち、インスタのストーリーズでは「スナック森介」とし、ユーザーの悩みに応える企画も、人気を集めている。
  • ラグビー実況で印象付けた日本テレビの安村直樹アナ(C)日本テレビ

    ラグビー実況で印象付けた日本テレビの安村直樹アナ(C)日本テレビ

 昨年圏外だった2名がTOP10にランクイン。7位の日本テレビ【安村直樹】アナは、小3でラグビーを始め、今年の『ラグビーW杯』では担当番組で熱のこもった実況は印象的だったよう。「ラグビーワールドカップではビシッと決まった実況をしていてすごくかっこよかった」(大阪府/40代・男性)、「ラグビー愛が伝わってくる」(東京都/50代・男性)と、ラグビー関連のコメントがユーザーからは多くあがった。

 フジテレビの【生田竜聖】アナは10位に。兄の生田斗真が11月10日放送『おしゃれイズム』(日本テレビ系)に出演した際には、文字量の多いアンケート回答が話題となった。長台詞が見どころのドラマ『俺の話は長い』(同局系)では、セリフの読み合わせをしていることを、兄・斗真が告白し、兄弟の仲の良さをうかがわせた。「まじめで地道に頑張っていると思うから」(鹿児島県/30代・女性)、「お兄さんのアンケートを細かくびっしり書いていて好感を持った」(千葉県/40代・女性)との意見があった。
 どの職業でもAIに仕事が置き換えられていく時代。アナウンサーも原稿読みにはその導入が検討され、人間には自分にしかできない圧倒的個性を持つ“代替不可能性”が求められている。そんななか、コメンテーターをバシッと仕切る猛獣使いの羽鳥アナ、ジャニーズ愛を語れる青木アナ、アニメ愛を見せた武田アナがTOP3は昨年と同じ順位をキープして評価されたのは当然の結果と言えるだろう。さらにラグビー経験のある安村アナの急浮上もその一端と言える。

 新たなアナウンサーがそうして個性を発揮し、人気と実力をつけ、さらなる上位へと躍進を遂げるのか。このまま羽鳥アナの“長期政権”となるのか、早くも来年のランキングに期待が高まる。

※TBS安住紳一郎アナウンサーは2009年に、日本テレビ桝太一アナウンサーは2016年に、それぞれ5連覇を達成し殿堂入り(※5年連続で1位獲得となれば「殿堂入り」とする)。

第15回 好きな男性アナウンサーランキング TOP10

羽鳥慎一(→1位)フリー

  • バラエティもしているし、報道もしていてすごいと思うから(埼玉県/10代/男性)
  • 声が聞きやすい(大阪府/20代/男性)
  • いつも全力、感情も豊かでも、情報はしっかり伝わるから(岐阜県/50代/女性)

羽鳥慎一(→1位)フリー

1

青木源太(→2位)日本テレビ

  • エネルギッシュだから(東京都/40代/男性)
  • ジャニオタ目線で色々言ってくれるから(静岡県/10代/女性)
  • ジャニーズにリスペクトを込めて取材してくれるから(東京都/20代/女性)

青木源太(→2位)日本テレビ

2

武田真一(→3位)NHK

  • どんなときも冷静でいられる所が好き(大阪府/20代/男性)
  • 地震の時とかに見ると安心するから(埼玉県/10代/女性)
  • 素晴らしいアナウンス力。特に災害対応時(兵庫県/50代/女性)

武田真一(→3位)NHK

3

伊藤利尋(↑5位)フジテレビ

  • VS嵐のナレーションの声が聴きやすい(東京都/30代/男性)
  • ニュースもバラエティもこなせて、嫌味のない黒い本音が面白い(北海道/40代/女性)
  • 対応力の速さとおもしろさが抜群(福井県/50代/女性)

伊藤利尋(↑5位)フジテレビ

4

高瀬耕造(↓4位)NHK

  • NHKらしからぬ明るい雰囲気が好き(埼玉県/30代/男性)
  • 真面目そうなのにちょっとお茶目なギャップが良い(愛知県/30代/女性)
  • 毎朝おちゃめな朝ドラ送りを楽しみにしているので(神奈川県/40代/女性)

高瀬耕造(↓4位)NHK

5

清水俊輔(↑10位)テレビ朝日

  • 滑舌がよく、雰囲気も好き(福岡県/20代/男性)
  • 野球の実況がピカイチなので(茨城県/40代/男性)
  • クイズ番組のやりとりが面白い 声も良い(鹿児島県/50代/女性)

清水俊輔(↑10位)テレビ朝日

6

安村直樹(圏外)日本テレビ

  • シューイチで面白いから(愛知県/40代/男性)
  • ラグビー愛が伝わってくる(東京都/50代/男性)
  • ラグビーの中継などを通して好感が持てた(兵庫県/50代/女性)

安村直樹(圏外)日本テレビ

7

軽部真一(→8位)フジテレビ

  • 柔らかい雰囲気が良い(埼玉県/30代/男性)
  • オールマイティなアナウンサー(北海道/40代/男性)
  • 音楽に自身も力を入れていて、エンタメ力が高い(広島県/40代/女性)

軽部真一(→8位)フジテレビ

8

森圭介(初)日本テレビ

  • 元気が良く、朝いつも明るくニュースを伝えてくれるから(愛知県/30代/男性)
  • ちょっといじられキャラも入ってて面白い(埼玉県/50代/男性)
  • SNSをみてかなり好感をもつようになりました(三重県/30代/女性)

森圭介(初)日本テレビ

9

生田竜聖(圏外)フジテレビ

  • いつも視聴者が共感しやすい表情で会話されている気がする(埼玉県/20代/女性)
  • 落ち着いててイケメン(大阪府県/20代/女性)
  • めざましが好きだから前に出過ぎないところがいい(佐賀県/30代/女性)

生田竜聖(圏外)フジテレビ

10

第15回 好きな男性アナウンサーランキング 世代別TOP5

  • 第16回 好きな女性アナウンサーランキング 世代別TOP5 10代

  • 第16回 好きな女性アナウンサーランキング 世代別TOP5 20代

  • 第16回 好きな女性アナウンサーランキング 世代別TOP5 30代

  • 第16回 好きな女性アナウンサーランキング 世代別TOP5 40代

  • 第16回 好きな女性アナウンサーランキング 世代別TOP5 50代

【調査概要】
調査時期:2019年11月15日(金)〜11月25日(月)
調査対象:計1000名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代、50代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ
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