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主婦ら熱視線“業務スーパー”の2019年上半期ヒット商品とネクスト神グルメとは?
“業スー”人気1位は「牛乳パックデザート」ではなかった?
そんな絶好調の “業スー”の看板商品と言えば「牛乳パックデザート」だ。牛乳パックに水ようかんやレアチーズケーキ、プリン、杏仁豆腐などを詰め込んだ総重量1kgの衝撃スイーツで、ネット上でも「カスタードプリンやっとGET!開店5分位で売り切れだった。」「ついに買えたコーヒーゼリー。いつも売り切れー」と言った声があがるなど、同商品を目当てに来店する客も多い。ところが、2019年上半期の売上状況を聞いたところ、この業スー名物を上回る人気商品があることが分かった。
業務スーパー2019年上半期の売上トップ3
1位「ブラジル産鶏もも正肉(2kg698円)」
2位「徳用ウインナー(1kg460円)」
3位「冷凍インスタントタピオカ(300g348円)」
上半期の人気商品はいずれも驚きの安さと圧倒的なボリュームがウリ。特に、一般的なスーパーでは特売日でも100g60円前後にしかならないブラジル産鶏もも肉が、同店では100g約35円というから驚く。この独自の低価格商品を可能にしているのが、PB商品の開発体制と、直輸入商品の仕入れ方法だという。
「PB商品では、製販一体体制を確立し、さらに国内の自社グループ工場で原材料からコストカットすることで低価格を実現しています。輸入商品は、世界約40カ国の協力工場より、商社などを通さず直接輸入することで安価での提供が可能になっています」
中の人が明かすイチオシは…豆腐の容器に入ったチーズケーキ
業務スーパー担当者の推し商品
●「Ca鮭フレーク160g185円」
●「リッチチーズケーキ500g348円」
●「ベルギー産フライドポテト(シューストリングカット)1kg195円」
●「イタリア産トリノで作ったトマト&イタリアンチーズパスタソース680g275円」
豆腐の容器に入った『リッチチーズケーキ』は同店のPB商品らしさが全面に出ている一品という。
「PB商品は常識にとらわれることなく自由な発想でレシピを開発しています。これらを製造する自社工場はM&Aで取得した工場のため、既存の設備でいかに新しいものを作れるか、というのも課題です。例えば、元々牛乳の製造ラインがあり、それを活用してオリジナル商品が作れるのかを社内で検討して生まれたのが、牛乳パックに水ようかんやカスタードプリンを詰めた牛乳パックデザートのシリーズなんです」
今後も魅力的なPB商品の開発と店舗展開の強化に力を入れていきたい、と担当者。「牛乳パックデザート」に続くバズる商品を期待したい。