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ディズニーファンの祭典『D23Expo 2019』事後レポート
【2】ディズニーが配信サービスに本格参入
「Disney+」では、ディズニー、ピクサー、マーベル、「スター・ウォーズ」、ナショナル・ジオグラフィックの関連シリーズが、米国内では月額6.99ドルまたは年額69.99ドルで見ることができる。
8月23日、90分にわたって行われた「Disney+」のプレゼンテーションでは、6つの新作発表と、すでに発表済みで大きな期待が寄せられているオリジナルシリーズ&映画のキャスト・スタッフによる舞台あいさつ、特別映像の上映など、かなり熱のこもった充実した内容で、約6800人の観客を楽しませた。
■新たに発表された6作品
『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999年)、『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(2002年)、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(05年)でオビ=ワン・ケノービを演じたユアン・マクレガーが、再び同キャラクターを演じる新シリーズの制作を発表するため、サプライズ出演した。
マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、『Ms. Marvel(ミズ・マーベル)』『Moon Knight(ムーン・ナイト)』『She-Hulk(シー・ハルク)』の3作品を新たに実写化することを発表した。
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ヒラリー・ダフが自身の出世作であるファミリー・コメディー番組『リジー&Lizzie (原題:Lizzie McGuire)』(01年〜04年)のリジー・マグワイア役を再び演じることが発表された。旧作では、中学生だったリジー。現在、31歳になったダフが演じるリジーはどんな大人の女性になっているのか。旧作の脚本家テリー・ミンスキーが再び手掛ける。
1979年公開の映画『マペットの夢みるハリウッド』(原題: The Muppet Movie)から40年。『セサミストリート』カエルのマペット「カーミット」、ブタのマペット「ミス・ピギー」などが登場し、史上初の脚本なしの短編シリーズが制作される。2020年配信予定。
■注目のオリジナル作品
●『The Mandalorian(マンダロリアン)』(11月12日配信予定)
『The Mandalorian』は、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983年)の後、最高指導者スノーク率いる軍事組織「ファースト・オーダー」が結成される前の時代の物語。銀河の未知領域にいる一人の銃士の苦悩を描く。
完全新作の12エピソードが登場。アナキン・スカイウォーカー、オビ=ワン・ケノービ、アソーカ・タノ、キャプテン・レックスが帰ってくる。
Disney+向け、ルーカス・フィルム制作の実写シリーズ2作目となる本作。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016年)のキャラクター、キャシアン・アンドーが反乱軍のスパイとして活躍していた頃を描く。キャシアンを演じたディエゴ・ルナ、相棒のドロイド、K-2SOを演じたアラン・テュディックの続投が決まっている。
●『WandaVision(ワンダヴィジョン)』(2021年配信予定)
●『Loki(ロキ)』(2021年配信予定)
●『The Falcon and The Winter Soldier(ファルコン&ウィンター・ソルジャー)』(2020年配信予定)
●アニメーション・シリーズ『What If ...?』(2021年配信予定)
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●『High School Musical: The Musical: The Series』(11月12日配信予定)
プレゼンテーションでは、主演のジョシュア・バセットをはじめ、オリビア・ロドリーゴ、マット・コーネット、ソフィア・ワイリー、ジュリア・レスター、ラリー・セイパースタイン、ダラ・ルネ、フランキー・A・ロドリゲス、ケイト・レインダーズ、マーク・サン・シールらキャストによる、「We're All In This Together(みんなスター)」のライブパフォーマンスが行われた。ショーランナーのティム・フェデラルも登壇。
1955年公開のアニメーション映画『わんわん物語』を実写化。
「トワイライト」シリーズや『マイレージ、マイライフ』(2009年)が日本でも大ヒットしたアナ・ケンドリックと、超実写版『ライオン・キング』でティモンの声を担当したビリー・アイクナーが出演する、クリスマスシーズン向けのコメディー。
高校のミュージカル部のメンバーが、十数年ぶりに集まり、再びミュージカルに挑むドキュメンタリーシリーズ。
●『Togo』(12月配信予定)
1925年冬、アラスカのツンドラ地帯を横断する冒険の物語。主演は4度のオスカーノミネーション歴を持つウィレム・デフォー。監督はエリクソン・コア。
●『Diary of a Female President』(2020年1月配信予定)
日記を朗読するスタイルで、米国大統領を目指す12歳のキューバ系アメリカ人の少女エレナの中学校生活を追う30分番組。
ステファン・パスティスのベストセラー漫画をトーマス・マッカーシー監督が実写化。ティミー・フェイルとパートナーのホッキョクグマが探偵ごっこを繰り広げる。
●『Stargirl』(2020年初頭配信予定)
ジェリー・スピネッリのティーン向け小説を実写化。グレース・ヴァンダーウォール、グラハム・ヴァーチャーなどが出演。
●『Forky Asks A Question』(11月12日配信予定)
ピクサー・アニメーションの新しい短編シリーズ。『トイ・ストーリー4』(19年)に初登場した、ウッディたちの持ち主の女の子ボニーが、先割れスプーンで作ったおもちゃ、フォーキー(CV:トニー・ヘイル)がこの世界の謎をストレートに問いかけていく。
例えば、「お金ってなんなの? お金が何かを教えて」とフォーキーが質問。お金についてなんでも知っているオモチャのハムが答える。「お金は、商品やサービスを買うための公認の方法なんだ。多くの単位があって。それぞれが(コインのデザインは)、フィラデルフィアやデンバー、サンフランシスコを意味しているんだよ」。
真面目なやり取りが続くと思いきや、フォーキーは1ドル紙幣に描かれているジョージ・ワシントンの肖像を見て、「女の人みたいだね」とツッコミ。「どうやったらそんな髪型になるの?」と畳みかける。すると、ハムが「彼は(カツラを)買ったんだ」と答え、「何で?」(フォーキー)、「お金で」(ハム)と、アニメーションはかわいらしいのだが、なかなか高度な掛け合いを繰り広げる。
●『Monsters At Work』(2020年配信予定)
『モンスターズ・インク』(2001年)のその後、笑い声で活気づくモンストロポリスの街を舞台に描く、アニメーション・シリーズ。マイク、サリーと一緒に働くことを夢見る新キャラクターのタイラー(Tylor)やミリー(Millie)の最新デザインが発表された。
●『The World According to Jeff Goldblum』(11月12日配信予定)
「ジュラシック・パーク」シリーズのマルコム博士役で知られるジェフ・ゴールドブラムが司会を務めるナショナル・ジオグラフィックの番組。