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ORICON NEWS
SNS界のヒロインは現役女子高生「自分に自信がなくて、人に見られるのが苦手だった」
(インタビュー・文/今井洋子 撮影/飯岡拓也)
動画配信を始めたころは自分に自信がなく、人に見られるのも苦手だった
【ねお】 SNSを見るのが大好きで、ミクチャも視聴者のひとりとして楽しんでいるうち、あこがれの投稿者さんに、同じ投稿者という立場で会えたら楽しいだろうなって思うようになったんです。そこで、当時流行っていた「双子ダンス」を妹と踊って、投稿デビューしたんですが、(それを見た)学校の友達からイジられちゃって。投稿から2日くらいで消しました(笑)。
――幻のデビュー作ですね(笑)。でもそこで諦めなかった。
【ねお】 “動画投稿ってそんなに恥ずかしいことなのかな?私はやっぱりやりたい!”ってなって。それから毎日のように投稿してたら、気づいたらミクチャのランキングで1位になってました。
【ねお】 自分の好きな歌を広めたかったんですけど、音痴だから、自分で歌うわけにもいかなくて。そんなとき、渡辺直美さんがリップシンクの動画をあげているのを見て「これだ!」と思ったんです。ただリップシンクするだけじゃつまんないかなと思って、3歳から続けていたダンスの経験を活かして、歌詞に合わせたフリを考えたりもしました。
――そんな、当時ほかにない動画が「センスいい」と同世代から支持されて。ミクチャで人気を得たあと、YouTuber、モデルと活動の幅を広げられていますが、もともと、人前に出るのは好きだったんですか?
【ねお】 それが、まったく反対で。自分に自信がなくて、人に見られるのが本当に苦手でした。人見知りもハンパなくて、SNSのコメントならいくらでもやりとりできるのに、人の目を見て話せないことが多くて。動画の配信は、「見られている」という感覚が希薄で、とりあえずひとりでしゃべっていればよかったから、そんな私でもできたんじゃないかなと思うんです。
指摘されたところを直せば直すほど、好きになってくれる人が増えていった
【ねお】 はい(笑)!ファンとのつながりを大事にしてて、絡みの強さは誰にも負けない自信があります! ファンの方とは主にTwitterで絡んでいるんですが、少し前までは1日500リプくらい返していました。でも、実は…そのTwitterなんですが、先日からアカウントが凍結されたままなんです。ファンの方と絡める場所がなくなるのは本当に困るので、一日も早く解除されるのを祈るばかりです。
――え!フォロワー40万人の人気アカウントでしたが…。
【ねお】 そうなんです(泣)。今は仮で新しいアカウント(@neonoaccount66)を開設してるので、ぜひ、フォローよろしくお願いします!
【ねお】 初投稿の動画とか、自信のなさが表に出すぎて声も小さかったし、何を話せばいいのかわからないまましゃべってたから内容もあいまいで。唯一、背景が可愛いって誉められただけで、すべてをズタボロに否定されました。リップシンクを始めた当初も「ただの口パク」とか「動画なめんな」とか、散々な言われようだったけど、ここで止めちゃったら次に進めないと思ったし、中には改善点を教えてくれてのかなって思えるコメントもたくさんあったから、指摘されたことを全部ノートに書き出して、ひとつひとつ直していったんです。
――批判的な意見がご自身の成長につながったんですね。
【ねお】 どこが悪いのか教えてもらえるのは、すごくありがたいことだなと思って。洋楽でリップシンクするとき、歌詞を理解しないまま雰囲気だけかっこよくしても、その曲を好きな人にしてみれば小馬鹿にしてるように見えることがあるっていうのも、コメントもらって初めて知ったので、それからは、歌詞の意味もちゃんと調べるようになりました。そうやって、直せば直すほど、応援してくれる人も増えていったので、もっとがんばろうという気持ちになれたのは大きかったですね。
不特定多数から見られているという意識はつねに持っておきたい
【ねお】 動画を撮るとき、背景に映っているものや、ちらっと間取りが見えただけで自宅の場所が特定されてしまったりすることがあるので、そこはとくに注意しています。あとはやっぱり炎上ですね。これまでも何度かSNSを炎上させてしまったことがあって、そういうときに、自分はいろんな人に見られてるんだなって改めて実感するし、発信する立場としてひとつひとつ考えないといけないなって思うんです。
――不特定多数から見られているという意識がないまま、不用意に投稿してしまう人も少なくない気がします。
【ねお】 “ツイ消し”しても通知が届いてしまったりとか、一回投稿してしまうとあっという間に拡散しちゃいますから。とくによくないのは、友達とワイワイしながらノリで投稿したり、配信しちゃうこと。私自身、それで大失敗しちゃったことがあるので、配信するときは事前に内容を決めてからしゃべるようにしたり、文章もお母さんや事務所の人に確認してもらってからあげるようにしています。
【ねお】 あれは…若気の至りといいますか(笑)。ファンの方にはつねに自分をまっすぐに伝えたい気持ちが大きかった事と、付き合い当初の勢いもあったと思います。今はしっかりまわりをみて、自分をみて、まっすぐ伝えていくスタンスは変わらないけど、恋愛については慎重になりました。
目指すのは、ひとつの肩書きに縛られずマルチに活動できる人
【ねお】 渡辺直美さんと、おねえタレントのペえさんです。渡辺さんは、テレビに出ながらモデルをしたり、自分の好きなことをインスタとかで広めたり、存在感も影響力も抜群なので。ペえさんとは、プライベートでも仲良くさせてもらってるんですけど、人間的に素敵過ぎて。私もペえさんのように芯の通った尊敬できる大人になりたいって、いつも思っているんです。
――最後に、今後の目標を教えてください。
【ねお】 プライベートでは、今年中に、DJとドラムに挑戦したいと思ってます。ドラム女子ってかっこよくないですか?(笑) お仕事では、ひとつの肩書きに縛られず、YouTubeとかSNSとかモデルとか、マルチに活動できる人になりたいです。そのためにも、トーク力をもっと磨いたり、やらなきゃいけないことがたくさんあるけど、自分に納得したら終わりだなと思っているので、今はすごくいいときなのかもしれません。