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“カッパの赤ちゃん”に“動物人間”、造形作家が目指す「日常との違和感」

「夢は架空動物園を作ること」原点はライオン夫婦

――題材選びはどのようにされているのですか。
【かものはしさん】動物のかぶりものの場合は、人が被った時に見栄えのする動物をイメージして選んでいます。狼やライオンは割とよく見られるモチーフなので見慣れた感じがしますが、アフリカに生息する大型の鳥、ハシビロコウなどは他にあまりないので驚いてもらえます。

――リアルな動物の骨格や毛並み、何を参考に作られていますでしょうか。
【かものはしさん】本当はできるだけ実物を見たいのですが、実際はネットで資料を集めることが多いです。そのかわり、一体の動物を作るだけでも出来るだけ沢山の角度、個体の写真を集めます。画像だけだと立体感がいまいち分からなかったりするので、動画もよく参考にしています。

――1体にかける時間と販売価格はどのくらいでしょうか。
【かものはしさん】動物のかぶりものの場合、約1〜3ヶ月で、以前制作して型があるものは25万円くらいからお受けしています。

――どんな方からの注文が多いでしょうか。
【かものはしさん】個人の方が多いです。本当に一般の方が、頑張って貯めたお金やボーナスでオーダーしてくださったりするのですごく嬉しいです。かぶりものを被ってお店をされたり、動画活動を始めるためだったりと、今の時代ならではの理由でオーダーされる方も多く、いつも刺激をもらっています。
――お気に入りの作品を教えてください。
【かものはしさん】思い入れがあるのは初めて作ったライオン夫妻ですね。かものはしとして世に出る最初の作品だったので、とにかくインパクトのあるものを作ろうと必死でした。苦しい時期を共に乗り越えた戦友のような気持ちもあります。不思議な生き物の中では、観葉ドラゴンがお気に入りです。植木鉢に入れて、植物と共に育つようなイメージでデザインしました。まだ赤ちゃんなので、これから大きく育っていってほしいという期待も込めています。

――今後の目標はありますでしょうか。
【かものはしさん】環境に馴染む存在をつくることを大切にしているので、ただ作品をポンっとつくって展示するのではなく空間自体の演出もしていきたいなと思っています。当面の目標は“架空の生き物”の個展ですね。動物園の生態展示のようなスタイルでやりたいです。そしていつか、テーマパークのような、特殊造形で作った架空の生き物たちが見られる「架空動物園」を作るのが夢です。
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