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ORICON NEWS
“月9”連投の新木優子、「期待に応えられるのか?」注目されることへの不安とプレッシャー語る
新“月9”ではヒロイン役、「『ここにいていいのか?』という思いが見えてきた」
「撮影に入ってから徐々に役がつかめてきました」という新木。「ノンナは科捜研に憧れを抱いたわけじゃなく、成り行きで入ってきた人。元々は遺伝子の勉強をして薬を作り、人の命を救いたいと思っていたのに、科捜研は命を救う仕事ではありません。とにかく突き進む真野さんを追いかけていって、『どういう人?』『科捜研って何なの?』というのが、1話を演じてみての感想でした。でも、2話の撮影では『自分はここにいていいのか?』という彼女の思いが見えてきて。ノンナの気持ちがはっきりわかってきたとき、彼女の内面や、どういう表情をすればいいのかということがつかめてきました。松山(博昭)監督も『すごく良くなってる』と言ってくださったんです。監督が描いていたノンナ像と私の演じるノンナが重なってきたんだと思えて、とてもうれしく感じました」。
一方、主人公の真野については「本当の自分を隠しているんじゃないかな…。無駄なところを削って、シンプルな真野さんが出来上がったっていうイメージですね。ノンナは感情がわかりやすいタイプですけど、真野さんは生きていく上で、そういう感情は必要ないと思っているんじゃないでしょうか」と分析。ノンナは真野の行動に戸惑っていたが、新木自身は、「私にとっては理想の上司像。不安になったときはちゃんと救いの手を差し伸べてくれるし、必要ないことは言わない。すごくステキな上司だと思います」と笑顔を浮かべた。
周囲の期待に「自分が応えられるのか?」、不安やプレッシャーと戦う日々
「最近になってようやく実感がわいてきました(笑)。賞をいただいたり、役をいただいたり。また、友だちから連絡があったりもして、周りからの反響があって初めて気が付いたという感じです」。
一方で、「期待されることが増えていくと、それに自分が応えられるのか? という不安やプレッシャーもあって。私が演じるキャラクターと、制作側が考える“私に演じてほしいキャラクター”とが本当に一致しているかどうか、そんな不安が常につきまとっていますね」と心情を明かした。
「私、何も持ってない!」…高校時代、進路に悩んだからこそ今がある
「当時は女優になりたいというより、お芝居をすることがただ楽しく、部活みたいに思っていました。もちろんお仕事なんですけど、『女優で生きていくぞ』という感覚はありませんでしたね」。
現在ではもちろん、女優への強い思いがある。そして、その覚悟に至ったのは、高校時代の出来事がきっかけだったそうだ。
「高校生のときは、『学生時代に売れていないと、この先は厳しい』というイメージが私の中にあって。今のままではダメだという焦りもありましたし、高校卒業という期限も迫ってきていました。そんななか、『自分の人生、これからどうする?』と決断を迫られたのが、高校2年生で進路を決めるときだったんです。周りの子たちはちゃんと自分の夢を持って、進路を決めていることにも焦りを感じていて。『どうしよう、私。何も持ってない!』と思ってしまったんですね。かといって、ほかの仕事を選びたいかと言われると、女優以外は考えられなくて。そこで初めて、女優という仕事について深く考えました。せっかく事務所に入って、色々なオーディションを受けることもできる。自分の頑張れる場所があるなら、本当にダメだと思うまでやってみようと思ったんです」
そんな決心をした新木は、同時に進学も目指したという。
「学生を続けられるのなら、その中で女優やモデルとしてのお仕事も頑張って、自分の納得できるところまでいこう。大学に進学して勉強もして、普通のお仕事に就ける準備もしようと思っていました。そうしたら幸運なことに、大学生時代に色々なお仕事をさせていただく機会が増えたんです。高校2年生のときは悩みましたが、そこで自分としっかり向き合えたからこそ今があるんだと、すごく思いますね」。