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関ジャニ∞・渋谷すばる“最後”の日、7人が示した友情と答え
錦戸の涙、大倉の笑顔、渋谷の叫び…最後の曲で示したそれぞれの友情
“エイター”の名付け親として、ライブ前半のあいさつで、誰よりも激しくファンに向けてその呼び名を叫ぶのは彼だった。どんなことでも全力でやる“アイドル”であることに誇りを持ちつつ、こと音楽に、ことライブに関しては、唯一無二のメインボーカル。エイターは、渋谷が歌う関ジャニ∞の“歌”を愛していたはずだ。彼こそが、関ジャニ∞というバンドのフロントマンであり、カリスマだった。そんな渋谷が、自分の意思でジャニーズ事務所を辞め、アイドルとしてではなく、いちミュージシャンとして生きることを決め、誰もが最終的には、彼の“勇気”をリスペクトした。7人の“友情”にしびれた。だから、リアルタイムでこの演奏を見届けたファンも、寂しかったけれど、悲しくはなかったはずだ。悔しくもなかったはずだ。渋谷すばるが、愛されて送り出されようとしていることが、誇らしくなったはずだ。
この日の『関ジャム』の演奏には、ファン以外にもたくさんのミュージシャンや音楽関係者が感動のツイートを寄せていた。メインボーカルの脱退という大きな試練に立ち向かうことで、もしかしたら彼らは、あらためて世間に認めさせることができたのかもしれない。関ジャニ∞がミュージシャンとして“本物”であることを――。
★関ジャニ∞、7人体制最後のテレビ出演で完全燃焼
今後の関ジャニ∞を支える決意も、“赤”は途切れることなく
関ジャニ∞には、“涙”の歌がとても多い。悔し泣きも、笑い泣きも、嬉し泣きも、慟哭も嗚咽も。様々な場面で、彼らは涙を流してきた。でもだからこそ今、こんな気持ちを、慰め、励まし、労ってくれる関ジャニ∞の音楽が、たくさんある。安田は“赤”は血の色だと。自分たちの中にずっと流れている色だとしている。
いつか、『ミュージックステーション』で、ソロアーティスト渋谷すばると、6人の関ジャニ∞が共演する日が来るかもしれない。そんなことを夢見た。
(文:菊地陽子)