• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)
(更新: ORICON NEWS

“絶対王者”水卜麻美アナが知られざる苦悩を明かす「今は正直迷いがあります」

桝(太一)さんは先輩ですけど兄妹みたい…お互い我が強いのでケンカもしょっちゅう(笑)

――常に空腹だと思われている(笑)。あと、やっぱり忘れられないのは、金曜レギュラーの有吉弘行さんとのコーナー「限定マーケティング」でのやり取りですよ。「子豚ちゃん」、「ぽっちゃり」など散々なイジられ様で大笑いしました。
水卜麻美お陰様で、あのコーナーの反響は一番高かったですね。私自身も印象深いコーナーです。

――スタート当初は何も言い返せなかった水卜さんが、徐々に有吉さんに向かっていく様も非常に健気で。最初はビックリしたんじゃないですか?
水卜麻美最初に「水卜ちゃんのこのムチムチも…」って言われたときは呆気にとられました(笑)。でも、あえてこき下ろすことで私自身も救われますし、最終回の時も「お前、まだいるのかよ!」とか言われましたけど、私もしんみりすることなく「もうちょっといさせて下さい!」って言えましたし…。有吉さんって凄く優しい方なんです。もちろん、スタジオ裏で「さっきはごめんね」とか、温かい言葉をかけて頂くようなストレートな優しさは一切ありませんでしたが(笑)。でも…凄く優しい方です。

――そして10月からは、『スッキリ』のMCに就任されました。聞くところによると、就任当初は、朝が不安で桝アナからのモーニングコールで起きていたようで(笑)。
水卜麻美はい! 桝さんは凄く心配性なのと「ZIP!」との中継があったのもあり、毎日連絡をくれまして、応答がなければ、『スッキリ』スタッフに通報するという流れになっていて(笑)。大丈夫です! ちゃんと起きてます!って言ってるんですけど。

――優しいですよね〜。なんか桝さんと水卜さんって、ただの先輩・後輩だけではないですよね。時には兄妹のようであり、姉弟に変化することもあり(笑)。桝さんに以前、話を聞いた際は“戦友”という表現をされていましたが。
水卜麻美そうですね。もちろん先輩・後輩ではあるんですけど、兄妹という表現が一番しっくりくる気がします。かなり気が強い妹のような(笑)。桝さんも謙虚な方なので、私にも率直なアドバイスを求めてくれますし、私の悩みもしっかりと聞いてくれますので。

――『ZIP!』と『ヒルナンデス!』が同時期にスタートして、お互い大役を任されたという部分でも共通項がありましたからね。
水卜麻美そうですね。あと、根っこの部分で似ている部分もあるので。

――意外に頑固なところと、必要以上に心配性なところ?
水卜麻美正解です(笑)。まあまぁ2人とも我が強いのでケンカもしょっちゅうですけど(笑)。

――桝さんに聞いたところ、毎年12月の時期にお2人だけで『好きなアナウンサー』1位を祝うささやかな祝勝会を開いているそうですね。
水卜麻美つい先日も2人で行きました! 桝さんに美味しいワインと美味しいピザを奢ってもらいまして。「本当に良かったねぇ〜」って(笑)。年下のくせに私が生意気なので、よく受け止めて頂いてるなぁって。桝さんから朝の番組の苦労や、情報番組での立ち居振る舞いなどを聞いていたことが、本当に今“実践”に移すときがきたので、恩返ししたいです!

正直、『スッキリ』では自分がどのように立ち回るべきなのか迷いがあります

――確かに現在、『スッキリ』で“実践中”ですよね。異動後、あっという間に3ヵ月が立ちましたが、感触としてはいかがですか?
水卜麻美そうですね……正直言うと、まだまだ自分がどのように立ち回るべきなのか迷いがあると言いますか……難しいですね(笑)。

――なかなかスッキリしない状況が続いていると。でも、すでに“出来上がっている”番組に入るのって、相当難しいですよね。正解がなかなか見えづらいというか。
水卜麻美模索中です! でも、私が日々のニュースをプレゼンして、それに対して加藤(浩次)さんら出演者の方々がご自身の見解を語るという形式には、徐々にですが慣れてきたような気がします。ただ、『ヒルナンデス!』の場合は、楽しい話題に向かって思いっきり進むという命題があったので見えやすかったのですが、『スッキリ』の場合は日々さまざまなニュースを扱うので。その切り替えは難しいです。

――悲しいニュースや緊迫した世界情勢なども扱いますしね。
水卜麻美全てがクリアになって解決! というニュースだけではないですし、“スッキリ”しない話題も時にはありますから(笑)。救いようのないような悲しい事件が起きた際、「さて、続いてのニュースは…」って、気持ちを切り替えられない瞬間も正直ありまして……。

――『好きな女子アナ』のユーザーコメントの中に、印象深いコメントがあったんです。40代の女性からだったんですけど、「『スッキリ』に異動された水卜ちゃんから、どんな表情で日々の辛いニュースを伝えるべきか? どのような顔で次の明るいニュースを読めばいいのか?を悩んでいるのが伝わってくる。でも、その揺れる表情こそが水卜ちゃん最大の魅力である“視聴者目線”なんだと思う」と。
水卜麻美え〜!!

――視聴者だって、辛いニュースを聞いてどんな表情をしたらいいか、その後すぐに届く明るいニュースをどんな表情で聞くのか迷っているんです。そんな私たちと同じような表情でいてくれるからこその水卜さんなんだと。ある意味ぎこちなくても良いんじゃないか? それこそが本当の視聴者目線なのではないか? というコメントでした。
水卜麻美凄く嬉しいです……そんな風に言われたことがなかったので。ありがとうございます! 変にクールに冷静に行かなくちゃ! という気持ちが大きくなりすぎてしまっていたので。でも、器用にこなすのだったら、もっと上手いアナウンサーの方は沢山いますからね。自分らしさという部分が見えなくなっていたので、凄く救われるコメントでした。

私らしく、30歳ならではの“右往左往”をしていたい

――2017年は、長年携わってきた『ヒルナンデス!』卒業、新たに『スッキリ』MC就任、そして『好きな女子アナランキング』殿堂入りと、転機の年となりました。2018年はどのような気持ちで臨んでいかれますか?
水卜麻美殿堂入りということは卒業ということですよね? 私は何を励みに頑張れば良いのでしょうか(笑)。それぐらい『好きな女子アナランキング』に励ましていただいたので寂しいですね……2018年はまた新しい私を見せたい! とも思ったんですけど、やっぱり、そのままの自分で、失敗や反省を繰り返すのが私らしいなと思います。今ちょうど30歳なので、30歳らしい右往左往をしていたいですね。

――20代の右往左往と30代の右往左往は似ているようでいて異なりますからね。30代らしい“右往左往”をずっとしていてください!
水卜麻美そうですね! ……そういえば私、今日のインタビュー中も最初から最後までずっと右往左往してましたね(笑)。

『スッキリ』

毎週月曜〜金曜 朝8時00分〜10時25分 日本テレビ系
出演者:加藤浩次、近藤春菜、水卜麻美、森圭介ほか 
番組公式サイトはコチラ(外部サイト)

あなたにおすすめの記事

 を検索