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愛され続ける“社交ダンス”企画 強度誇るコンテンツ力のワケとは?
始まりは20年前…芸能人社交ダンス部を生んだ『ウリナリ!!』
ウッチャンナンチャンをはじめ、アンガールズ、板東英二、杉本彩や小池栄子、小倉優子などなど、意外な人物が“未知の世界”に挑戦し、ときには挫折し、ときには喜びあり…という成長ストーリーに視聴者が共感し、高視聴率の獲得に至るという“お化けコンテンツ”へと変貌を遂げた。
今に続く“ドキュメントバラエティ”の先駆け! 涙あり・感動ありの成長ストーリー
最近も『ヒルナンデス!』(同)の企画で、いとうあさこがトレンディエンジェル・斎藤司と社交ダンスに挑戦していたように、もはや“定番”の企画となった。さらにキンタロー。に関しては、モノマネ芸で一躍人気お笑いタレントとなったが、最近ではあまりテレビで見かけなくなったという一面もあり、キレキレのダンスで華麗に復活!といった“タレント再生物語”的な要素が付け加わった。つまり、挑戦する側の気合い×応援する視聴者の気持ちという“相乗効果”をも生み出すこととなったわけである。
すぐに始められる“手軽さ”と、ギャップを生み出す“華やかさ”がマッチ
バラエティの企画としても、お笑い芸人やタレントが異世界の競技に挑戦するというストーリー性や、派手な衣装とメイクの演出によって普段の女性芸人のイメージとはかけ離れた“ギャップ”を見せられることも魅力である。そして何より、笑顔を振りまいて踊りまくる芸能人の姿は、視聴者の気分も盛り上がり、十分に楽しませてくれるのだ。
社交ダンスへの挑戦企画は、笑いあり、涙あり、感動あり、そして華やかさもあれば視聴者からの共感も得られるという “鉄板コンテンツ”といえる。バラエティの企画は年々変化していくであろうが、“社交ダンス×芸能人×バラエティ番組”との相思相愛関係は、今後も長く続いていくことだろう。