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嵐・二宮和也が料理の腕を生披露!映画『ラストレシピ』晩餐会で戦々恐々!?

 嵐の二宮和也が主演する映画『ラストレシピ 〜麒麟の舌の記憶〜』(11月3日公開)のプレミアム晩さん会が23日、23日に東京・帝国ホテルで行われた。絶対味覚を持つフリーの料理人・佐々木充(二宮和也)が、1930年代の満州で元天皇の料理番・山形直太朗(西島秀俊)が考案したメニュー「大日本帝国食菜全席」の再現を依頼され、レシピを求めて様々な人との出会いと記憶の旅を経験する、というこの映画。このイベントでは二宮のほか、そして西島秀俊、宮崎あおい、滝田洋二郎監督が登壇した。

応募倍率はなんと約280倍!「今年の運は使い果たしましたね」

  • プレミアム晩さん会に参加した(左から)宮崎あおい、西島秀俊

    プレミアム晩さん会に参加した(左から)宮崎あおい、西島秀俊

 晩さん会は「大日本帝国食菜全席」の中から、もっとも印象的だった3皿「Memory of the Galaxy」「深海の時へ」「黒と白のラビリンス パンタードのドルマ仕たて」を再現。さらに、この映画の時代と同じくして、帝国ホテル初代料理長・吉川兼吉が考案し、最近発見された「吉川レシピ」=“リアル・ラストレシピ”からも2皿(「牛舌肉煮込 Langue de bauf a la Flamande(煎揚馬鈴薯 Pomme de terre fondantes、茄子詰物 Aubergines fanciesの2品添え)」「露国風洋梨乳酪冷菓 Charlote russe a la poire」)を再現し、前述3皿と合わせてフルコースの提供を行った。

 このイベントは、これらの料理に、コックコート姿の二宮が最後の仕上げを施すという趣向。衣装に身を包んだ二宮が登場するや、会場からは大きな歓声が上がるが、フォーマルドレスの客たちの注目を一身に浴びた二宮は、少々照れ気味に苦笑い。それがまた招待客に大うけとなった。イベントには、抽選で選ばれた21組42名のみが参加。応募期間わずか3日間だったにも関わらず、応募倍率はなんと約280倍ということで、登壇した二宮は「これで皆さん、今年の運は使い果たしましたね」と語り、笑いを誘った。

西島によるフランベのアドバイスに二宮も戦々恐々

 二宮の仕上げ作業は「深海の時へ」と「黒と白のラビリンス」の皿で行われた。「深海の時へ」はブルーオマールエビを使った一品。美しく盛りつけられた料理に、最後の仕上げとしてアラジンという電動燻製マシンを使い、一瞬で燻製の香り付けを施した。マシンを渡された二宮は最初こそ戸惑ったものの、皿全体に燻製の煙を吹き付け「え、これで終わり?」と、見た目の地味さに苦笑するも成功。

 続いて、石に包まれたホロホロ鳥を蒸し焼きした「黒と白のラビリンス」は、仕上げに洋酒をフランベ(酒に火をつけて回しかける)する工程を任された。じつはこのメニューは、劇中では西島演じる直太朗が華麗にフランベを披露しているのだが、その西島が「“大日本帝国食菜全席”でどの料理を選ぶかといえば、これ。じつはこれだけ、現場で食べさせてもらえなかったんですよ」と告白。しかも、西島は二宮に「本当に気をつけて。撮影中、リハーサルを何回かやったけど、全部失敗して、手に火がついちゃったんだ」と、驚きのアドバイスを送った。その注意を受けてか、二宮は少々緊張の面持ちでフランベの準備に。照明が落とされ、フランベの炎がよく見えるように演出された中…、こちらも大成功! 二宮自身も「お〜!」と歓声を上げ、会場からは大きな拍手が起きた。

 また、このイベントの前には、「幻のレシピ再現披露会」がマスコミ向けに行われ、その際に二宮らは帝国ホテルの“リアル・ラストレシピ”こと「吉川レシピ」の「牛舌肉煮込」、「露国風洋梨乳酪冷菓」の皿を試食していた。その感想を求められると、口々に「本当においしかった!」と絶賛。だが、二宮と西島は、「でも、僕たちは晩餐会には参加できないんですよね…。劇中の再現料理も食べられると思っていたのに」と、残念そうな表情を浮かべ、またまた招待客の笑いを誘った。

フレンチとは一線を画すこっくりした味わい

(左から)服部幸應氏、宮崎あおい、西島秀俊、滝田洋二郎監督、田中健一郎帝国ホテル総料理長 (C)ORICON NewS inc

(左から)服部幸應氏、宮崎あおい、西島秀俊、滝田洋二郎監督、田中健一郎帝国ホテル総料理長 (C)ORICON NewS inc

 その後、いよいよ晩さん会がスタート。「Memory of the Galaxy」は劇中では素麺を使った前菜として登場するが、この日は極細パスタに変更(料理指導を担当した服部栄養専門学校の服部幸應理事長・校長からは「劇中は代用品の素麺でしたが、こちらが本来の姿です」と解説があった)。「深海の時へ」は、二宮が施した燻製の香りが印象的な一品。「黒と白のラビリンス」は、劇中では孔雀の肉を使った一品となっていたが、この日は孔雀肉のクセの強さを懸念して、より食べやすいホロホロ鳥の肉を使用。メインディッシュとなった「牛舌肉煮込」は、今どきのさっぱりフレンチとは一線を画する古き佳き時代のこっくりしたフランス料理、といった味わい。「露国風洋梨乳酪冷菓」は洋梨の爽やかな風味が活かされたデザート。つけあわせには「吉川レシピ」時代の製法で作られたパンも提供された。

 当時の味を再現するために、帝国ホテルの厨房は何日も前からこれらの料理のために動いていたのだという。というのも、これらは100年前の製法を守って作られた、非常に手間のかかった料理。現代の厨器で手間を省くのではなく、当時と同じだけの手間暇をかけて作られていた。味わった招待客からは、一口運ぶごとにため息が聞こえてくるほど。二宮も、「普段は料理場で向かい合っているだけだけど、今日はお客さんの前で披露することができて、達成感があるな。料理って楽しい」と語った、まさにプレミアムの名にふさわしい晩さん会となった。
(文:よしひろまさみち)

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