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(更新: ORICON NEWS

運営に聞く「池袋ハロウィン」開催の意義 “コスプレ”と“仮装”の明確な違いを提示

  • 『池袋ハロウィンコスプレフェス2017』で見つけたコスプレイヤー (C)oricon ME inc.

    『池袋ハロウィンコスプレフェス2017』で見つけたコスプレイヤー (C)oricon ME inc.

 28日(土)、29日(日)の2日間に渡って、池袋東口エリアで開催されている『池袋ハロウィンコスプレフェス2017』(以下、池ハロ)。台風22号の接近もあり、あいにくの雨模様となったが、“コスプレ愛”に溢れた多くのレイヤーたちで盛り上がりを見せた。そこで、昨年は2日間で総来場者数9万人を記録した、成長著しい同イベントについて、運営に携わる株式会社ドワンゴ・広報部の古嶋遼氏に「池ハロ」開催の意義を聞いた。

 古嶋氏は先ず「コスプレイヤーさんの“表現の場”を作りたかった」点を強調する。現に、何人かのレイヤーは「渋谷や六本木の“仮装”と、“コスプレ”を一緒にしてほしくない」と話してくれた。また、渋谷に行くのは“場違い”だという思いから、「ハロウィンの時期は肩身の狭い思いをしていた」とも。
 そもそも“仮装”と“コスプレ”の違いとは何か。古嶋氏は、それは“作品への愛着の違い”だと説明する。「私見ですが、イベントなどに参加するために衣装を着るのが“仮装”。ハロウィンならゾンビや吸血鬼、カボチャなどの恰好をします。しかしレイヤーさんの場合は、好きな作品のキャラになりきる。つまり、“作品への愛着”を表現する方法なんだと思います」(古嶋氏)

 “レイヤーの表現の場を作る”という想いと、日本におけるアニメ・マンガの聖地のひとつ「池袋」を発信基地として盛り上げたい、という目的が重なり、本イベントが開催されることになったと古嶋氏は説明する。実際、池袋の商店街やサンシャインといった“街をあげて協力する”姿勢は、喧噪ばかりが取りざたされる渋谷と比べても、取り組みの違いが明確だ。

 池袋では豊島区商店街連合会や豊島区観光協会などと協力し「池ハロ」発展を推進。「イベント期間中はコスプレをしてお店にも入れますし、更衣室やトイレの拡充といった面でもレイヤーさんへの配慮をしています」と同氏。今年は雨に降られたということもあり、来年以降は雨天の状況を視野に入れた枠組みを強化したいとも。「今後は、東口エリアの一部だけでなく、街全体を巻き込んだイベントにすること。そして、トイレ数や更衣室などをさらに拡充させ、参加者への“ホスピタリティ”を向上させ、レイヤーさんがより“来やすいイベント”にしたいと思います」(古嶋氏)

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