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太賀は芝居オタク、矢本悠馬は欲まみれの俳優?仲の良い二人の爆笑トーク

 作家・早見和真氏の青春小説を、デビュー作の『世界グッドモーニング!!』が世界的な評価を得た廣原暁監督で映画化した『ポンチョに夜明けの風はらませて』。「変われよ、俺!」というキャッチフレーズのなか、悶々とした現状を打破しようとはっちゃける高校生を演じた若手実力派俳優の太賀と矢本悠馬。過去に何度も共演した二人が爆笑トークを繰り広げた。

太賀&矢本悠馬の爆笑トーク炸裂!

仲良くなったきっかけは下ネタ

――太賀さん、矢本さん、中村さんのロードムービーと聞いただけでワクワクしました。
矢本悠馬僕は太賀が大好きなので、太賀主演の映画で脇を支えられるってだけでめっちゃいいなというテンションで臨めたんです。撮影はロケが多く、3人で和気あいあいとしゃべっている延長線上に芝居があるという感じで楽しかったです。
太賀それぞれ違うところでの共演はあるのですが、三人が揃うというのは初めてだったので、僕もすごく楽しみだったんです。最初の撮影が、ジン(中村蒼)の大学の合格発表のシーンだったのですが、車のなかの待ち時間で、あっという間に空気感が出来上がったんです。これで「いける!」って思いました。
矢本悠馬:まあ、仲良くなったきっかけは下ネタでしたけれどね。僕と太賀は、昨年からずっと一緒の作品に出ていたので温まっていたのですが、蒼くんは久々で、しかも人見知りなので、どうやってこちらの雰囲気に誘い込もうかと思っていたのですが、あの人からぶち込んできた(笑)。
太賀本当にすごくそれは助かりました。

矢本、大賀の初対面の印象は「マジでヤベー奴」

――お話に合ったように、太賀さんと矢本さんは共演が続いており、とても仲が良い感じを受けますが、出会ったときはどんな印象だったのですか?
矢本悠馬初めましてはプライベートだったよね。確かバレーボールで一緒になったんです。そのときは「太賀くん、矢本くん」みたいな距離感で、全然しゃべらなかった。しかも、僕と太賀は敵チームだったのですが、僕がサーブを打とうとしたら「おい! 新参者がサーブ打てるのかよ!」って怒鳴ってきたんです。「こいつマジでヤベー奴だ」って(笑)。
太賀確かにバレーボールのときは変なテンションでしたね(笑)。
矢本悠馬そのあと、普通に飲みに行って、臼田あさ美さんの写真集二人で見ていたとき、太賀が「かわいいね」って言ったのを聞いて「こいつとは仲良くなれそうだ」って思ったんです。そこからは家が近所なのですが、近くの喫茶店で恋バナとかしています。

――現実の仲の良さが作品にも随所に表れているんですね。
太賀存分に活かされていると思います。
矢本悠馬実際、素に戻っているシーンもありますね。車に傷つけたシーンとかアドリブっぽいよね。

太賀は芝居オタク、矢本は欲まみれの俳優?

――お互いの俳優としての魅力は?
矢本悠馬単純にうまいですよね。あと太賀はお芝居大好きだよね。芝居オタク(笑)。太賀って全部芝居のために生きているって感じがうらやましいし、格好いい。すごいストロングポイントだと思う。僕は勝てないですよ。
太賀矢本くんは華がありますよね。一見そんな風に見えないけれど、カメラの前でもそうだけれど、普段から華がある。
矢本悠馬俺、普段から華出してる?恥ず……。
太賀目立つから、いろいろなところで重宝がられるよね。

――矢本さんは以前、「欲まみれの俳優」と仰っていましたが。
矢本悠馬欲にはまみれていますね。あまり言いませんが、イケメンへの嫉妬というか(笑)。願わくは「このシーンは俺が食うぞ!」みたいなのはありますね。あるでしょ、そういうの?
太賀ないことはないけれど(苦笑)。
矢本悠馬太賀は作品のために芝居しているよね。俺は俺のために芝居しているからね、俺って性格悪いですね(笑)。

――太賀さんは芝居オタクなのですか?
太賀自分ではそうは思わないのですが、周りからするとそう見えるのかもしれません。でも好きなぶん、現場ではどうしても緊張しちゃいますね。矢本くんとか、まったく緊張しないでしょ?
矢本悠馬俺だって緊張することはあるよ。

矢本「LINEで柴咲さんにいじられてます(笑)」

――現在、大河ドラマ『おんな城主 直虎』に出演されていますが、周りはベテラン俳優さんが多いですよね。
太賀それでも緊張していないでしょ?
矢本悠馬最初は緊張したよ。でも大河ドラマに緊張したというよりは、昔から柴咲コウさんが好きだったので、それに緊張していましたね。大好きな人の前で下手くそな芝居して嫌われたくないというのはありました(笑)。

――(矢本演じた中野直之は)非常に評判も良く逆に株を上げたのではないですか?
矢本悠馬どうなんでしょうね。
太賀手応えありなんじゃない?
矢本悠馬LINEでは柴咲さんにいじられたりしているけれどね。
太賀やかましいわ(笑)!

青春の思い出は「おもしろく生きてやろうということだけ」

――劇中のような高校生時代の青春の思い出はありますか?
矢本悠馬バカしかしていませんでしたね。おもしろく生きてやろうということだけ。一つ思い出したのが、高校生の修学旅行でシンガポールに行ったのですが、仲間4人だけでコースから離脱して、知らない孤島まで泳いだことがありました。担任にはめちゃくちゃ怒られましたけれどね。
太賀僕も高校1年生のとき、仲間5〜6人で杉並から江ノ島まで自転車で旅しましたね。海に行くことじゃなく、みんなで出かけるのが目的でした。

――劇中のセリフで「なにかを決めるのに遅すぎるも早すぎるもない」というセリフがありますが、最近決断したことはありますか?
矢本悠馬決断ではないですが、去年、仕事のことで悩んでいたことがあって、太賀に相談したんです。自分が役者として今後どう作品を積み重ねていったらいいか、どう大きくなっていったらいいかって焦っていたんです。そうしたら太賀に「もっと悩んだ方がいんじゃないか」って割と怒られて。そのとき、自分がどんな存在になろうかと考えるのって、早いとか遅いとか、そういう視点じゃないのかなって感じたんです。役者をやっていくうえですごく響く言葉でした。
太賀いま思いついたのは、去年一人暮らしを決断したことですかね。それまでは実家だったのですが、ようやく出たんです。でも遅すぎるも早すぎるもないですよね。
矢本悠馬ただ部屋が汚くなるのは早すぎる。引っ越して3日目に家に行ったらマジで汚かったからね。
太賀引っ越したばっかりで、荷物どこに置くとか決まってなかったんだよ。
矢本悠馬それにしてもあんなに散らかるかねっていうくらい(笑)。
太賀確かにいまもめっちゃ汚ねーわ(笑)。

(取材・文:磯部正和)

ポンチョに夜明けの風はらませて

 数々の青春小説を手がける早見和真の同名小説を気鋭の映像作家・廣原暁が映画化!太賀、中村蒼、矢本悠馬、染谷将太ら、これからの日本映画界を担う若手俳優が集結!

出演:太賀 中村蒼 矢本悠馬 染谷将太
佐津川愛美 阿部純子 / 角田晃広(東京03) / 佐藤二朗 西田尚美
監督:廣原暁
原作:早見和真『ポンチョに夜明けの風はらませて』(祥伝社刊)
主題歌:忘れらんねえよ『明日とかどうでもいい』(Bandwagon / UNIVERSAL MUSIC LLC)
10月28日(土)新宿武蔵野館他にてロードショー
【公式サイト】(外部サイト)
(c)2017「ポンチョに夜明けの風はらませて」製作委員会

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