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キンコン西野のクラウドファンディングとITサービスの未来

やがて訪れるミックスリアリティという世界

落合陽一要はこの現実社会にバーチャルなものと物質で出来ているもの、それが同時に存在して進んでいったらみんな区別つかなくなってくるんですね。これをミックスリアリティというんですけど。
西野亮廣どういうことですかそれ(笑)。例えば実際のもので例えば食卓にある醤油とバーチャルな醤油があったとしたらこの区別がつかなくなるってことですか?
落合陽一つかなくなると思います。ポイントは触れば分かるじゃんっていうけど朝から夜までで人間がものを触る機会って意外と多くないんですよね。だから、意外と触ってないものに関しては本物か偽物か区別がついてないんですよ。
西野亮廣なるほど〜。
落合陽一それを考えると、メールの相手がホントにいるかどうかも僕ら区別出来てないじゃないですか。だから、人間とプログラムの区別もつかなければ物体か物体じゃないかも区別がつかないんですよね。壮大なコントか壮大なドッキリなのかは分からないけどその中で生きていくしかない世界のことをデジタルネイチャーと呼んでます。モノの区別もつかないし、今話してた相手の中身が人間だったのかな、なんてことはあると思いますよ。
西野亮廣僕らが東京タワーの上から見たとき下の人間を区別できないのと同じことですね。
落合陽一そうですね。8Kのテレビって見たことあります?8Kのテレビって見るとすごい「窓」っぽいんですよね。
西野亮廣どういうことですか(笑)
落合陽一解像度高すぎて家に新しい窓開けちゃったみたいな。あの感じだと窓と8kテレビの区別がどんどんつかなくなってくるかもしれないですね。その世界になったら本当のデジタルネイチャーだなと思いますね。
西野亮廣落合さん自身は、今何に興味あるんですか?
落合陽一落雷ですね(笑)なんで雷ってあんなに綺麗なんだろうって最近雷の写真ばっかり撮っています。自分でも雷を作ろうとしていて、テスラコイルっていう装置で雷を生成します。今しかできない表現をしたいからメディアアーティストになったんです。
西野亮廣生々しい話ですけど、そういうのをやろうと思った時にお金かかったりするじゃないですか。雷でアート作るって、金も落ちにくいし企画も通りにくいと思うんですけど、どうしてるんですか?
落合陽一最初の頃は大変で僕の頭の中に浮かんでいるビジュアルが、みんなに写真を出しても全然説明がつかなししイメージがつかない。モノになっていってやっと分かるんですけど。そんなことが続いたら最近はそこは大丈夫になってきましたね。「とりあえずこいつがやたら興奮してるってことはなんかあるぞ」って思われはじめましたね(笑)

クラウドファンディングでの辛酸

西野亮廣僕5年くらい前にクラウドファンディングやった時ってめちゃくちゃ叩かれたんですよ。人の夢に投資するっていう文化があまり根付いていなかったんですよね。でも最近は「クラウドファンディングってどうやるんですか」ってことを番組で取材受ける側になったんですね。その時、『なんだこの手のひら返しは』って思ったんですけど。そんな経験ないですか。
落合陽一2011年に僕、クラウドファンディングの運営に参加してたんです。その当時は結局のところ、人の痛いとか辛いとか苦しいとかそういうイメージができるプロジェクトしか金が集まんなかったんですよ。善意でお金は集まってくるけど、ワクワクすることにお金を集めようとすると「調子に乗ってる」ってすぐ叩かれるんですよ。随分心の狭い社会だなと思って。しかもアジアの子かアフリカの子に文房具を届けようっていうプロジェクトにお金が8万くらいしか集まっていなかった。その横のコアラの餌代を集めようっていうプロジェクトはドーンと成功していた。リターンは片方は子供達が支援者に手紙を書いたり工芸品を作って送りますというもので、片方はコアラのウンチを紙にしたやつを送りますと。人間はコアラのうんこよりも下の立場なんだと(笑)その時に何かに気づいたんですよね。人の善意が商品価値になって並んでいる状態じゃまだダメなんだなと。
西野亮廣面白いですね(笑)。落合さん、今後どんな『future』を作っていきたいと思っていますか?
落合陽一僕の理想は働かなくていい人はそんなに働かなくてもお金になる世界で、働きたい人はすっげー働くという世界なんですね。インセンティブはお金じゃなくて働きたい人はすごい働くということ。
 ものって動かすのにはエネルギーがいるんですよ、例えば重量あるものを動かすのにはトラックだったりとか。でもデジタルネイチャーには重量がないから地球上どこに動いて行ってもほぼタダなんですよね。そうなってくると僕らが生み出していくものってプログラムとかポリゴンとかデータになってきた時に、それを生み出す価値っていうのは好きなように人が払えば良いんですよ。タダでも良いし、払いたいものに払えば良いわけで。それで働きたい奴はひたすら働けば良いし、そうじゃないひとはそうじゃなくても食える位のことはアタマの良いひとが保証する、くらいの世界が良いですね。

(構成:本間樹空)

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