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【日テレ・桝太一アナインタビュー】好きな男性アナ“殿堂入り”に何を思う? 「このランキングが心の拠りどころでした」

 昨年12月に発表した『第12回 好きなアナウンサーランキング』で5連覇を達成し、見事“殿堂入り”した日本テレビ・桝太一アナウンサー。ORICON STYLE新春特別企画として、そんな桝アナにインタビューを敢行! 同ランキングへの率直な想い、“戦友”水卜麻美との2人だけの祝勝会の様子、さらに気なる今後の展望などを真摯に明かしてくれた。

今回の殿堂入りで、初めて妻から褒め言葉をもらえたんです!

――まずは、『好きな男性アナウンサーランキング』5連覇、そして安住紳一郎さん以来の殿堂入り、おめでとうございます!
桝太一本当に率直な気持ちを言ってしまうと、凄くホッとしたと言いますか。もちろん、人気のためにアナウンサーをやっているワケではないという気持ちで臨んでいるつもりではいるのですが……とはいえ、やはりどこかで気になるものでして。

――気にするなという方が無理というものですよね。周囲もザワついたりしますし。
桝太一12月になると(※毎年12月に同ランキングが発表)、「今年はいつ発表かな〜」なんてソワソワしてしまって。今年の結果は最初にツイッターで知ったんですけど、結果を見た瞬間に「はぁ〜〜」と、深い安堵の溜息をついてしまいました(笑)。

――リアルなリアクションです(笑)。でも、4連覇した後だっただけに結構な重荷なんじゃないかなって。
桝太一僕が『ZIP!』を担当させて頂いた直後は、誰も僕のことなんて知らなかったと思うんです。でも、このランキングにランクインしたことで、知ってもらえた部分が凄くあったので。僕としては、このランキングのおかげでという気持ちが強いんです。

――『ZIP!』が2011年からスタートして、翌12年から連続5回の首位。でも、それ以前から好感度は相当高かったですよ。
桝太一いえいえ! やはり『ZIP!』の影響が相当な比重を占めていると思いますし、『ZIP!』が皆さまに受け入れられているという実感を得ることが出来ました。自分がどうこうというよりも、番組自体が嫌われていないと信じられるような……心の拠りどころでした(笑)。

――今回、仮に2位だったら、また最初からやり直しだったので、正直、良い形で“2抜け”出来たとも言えますよね。
桝太一そうですね。ただ、妻からは以前「(もし2位に落ちたら)調子に乗っていた自分を見直す良い機会じゃない」と言われていたので(笑)。

――手厳しい(笑)。桝さんといえば恐妻家というイメージが定着していますけど、今回の5連覇達成しての殿堂入りに関して、奥様から何かお言葉は?
桝太一それがですね……今まで『好きな男性アナ』で首位になっても、一度も褒め言葉をもらえなかったんですが、今回初めてメールが来まして。

――おお! 何と?
桝太一「調子に乗らないように」と。

――やっぱり手厳しい(笑)。
桝太一でも、その後に「ひとつの区切りとして、おめでとう」と。初めて妻から“おめでとう”と言われたんです! 嬉しかったですね〜(しみじみ)。まぁでも、そのあと直接会ったときは何も言われませんでしたが(笑)。

――さすがです! そのような関係性をポジティブに受け止められるというのが良好な夫婦仲を表していますね。  
桝太一やっぱり僕はそういうポジションなんです。今、一緒に番組をやっている小熊(美香)からもそういう扱いですし、後輩の水卜(麻美)からもそうですね。

自身のスタイルへの迷い…徳光さんからの言葉が自分の支えに

――日本テレビさんって、“朝の顔”となるアナウンサーが同局の看板というのが、昔からありますよね。その部分でのプレッシャーもあったと思うんですよ。
桝太一……そうですね。全く新しい番組ということで、視聴率という意味でも当初なかなかトップを崩せるところまでいきませんでしたし。(前任の)羽鳥慎一さんや、もっと前の福澤(朗)さんや徳光(和夫)さんと比べられることもありました。自分でも「本当にこれであってるのかな?」と、自分のスタイルに迷うことも沢山ありました。

――前任者がいずれも化け物みたいなアナウンサーですからねぇ。
桝太一そんななかで、このランキングの結果を受けて「間違ってはいなかった。自分を信じ続けてこのままのスタイルで行けばいいんだ!」と思えたことも大きかったです。逆に毎年のありがたい結果が無ければ、もっともっと迷いが生じていたと思います。

――桝さんの心の均衡を保つバロメーターにまでなっていたとは思いませんでした(笑)。
桝太一先代の、特に羽鳥さんのスタイルに対する意識というのは、今でもちょっとありますから。やはり、あんなにアドリブも利きませんし……羽鳥さんとご一緒すると、違うところで勝負するしかないんだなって改めて感じています。

――結局、同じ分野で勝負しても、先人には勝てないと。
桝太一はい。羽鳥さんからもそうですし、実は徳光さんからも『ZIP!』が始まる前に一度ご相談させて頂いたんですけど、「桝は桝のままでいいんだよ。自分のままでいけばいいんだ」と仰って下さって。

――まさに、徳光さんからの“レリゴー”なアドバイスですね。
桝太一今思えば、その言葉は自分の支えになりました。

――そのアドバイスを受けて、桝さんご自身「自分らしさってなんだろう?」って考えた際、どのようなことが浮かびました?
桝太一無かったですね(キッパリ)。

――アハハハハ! いや、でもそうですよね! そんな簡単には自己分析なんて出来ないですから。
桝太一当時、今でも覚えていますけど、『ZIP!』の司会に決まった際、「真面目に誠実にやるしか能がありません」と言ったんです。心の底からそう思っていて、本当にそれしか取り柄がなかったんです。ですから、それを“自分らしさ”にしようって。それが結果的に、山口達也さんをはじめ、多くの共演者の方がイジって下さり、僕に無かった面白さや笑いを引き出して下さったんだと思います。

――真面目にやっていれば、自然と引き出してくれると。
桝太一はい。そういう意味でも、やっぱり『ZIP!』の顔というのは、曜日パーソナリティーの皆さんなんです。いや、当たり前なのですが(笑)。僕は実直にやっているだけで、皆さんが番組自体を楽しい雰囲気にしてくれる。かけがえのない方ばかりです。

僕、“天然”ですか? 理系の世界ではこれが普通なのですが(笑)

――やはりユーザーの声を見ても、「生真面目さ」が桝さんの人気の要因なんですけど、その「生真面目さ」が一周回って面白いというのも桝さんならではですよね。ある意味、“天然”の魅力と言いますか(笑)。
桝太一どうなのでしょうか……僕自身はあまり分からないのですが、理系の世界(※桝アナは東京大学大学院で農学生命科学研究科を修了)からすれば、これが普通なんですが(笑)。世間的にはやはり珍しいのでしょうか。

――桝さんが、これまで生きてきたコミュニティの中ではスタンダードだったと。
桝太一いえ。スタンダードよりも、どちらかと言えば、明るい方でした(笑)。

――アハハハハ! 『ZIP!』を観ていても、その生真面目さゆえの可愛らしさや愛嬌が見えてくるのも面白いです。
桝太一それはやはり共演者の皆さんに引き出して頂いたものですね。あと、一番は視聴者の皆さまの懐の深さですね。毎週水曜日に「なーるほどマスカレッジ」というコーナーをやらせて頂いているのですが、7分くらい生き物の話をしているだけのコーナーなんですけど、自分でも「朝から大丈夫なのか!?」と思いましたから(笑)。

――自分でやりたかったコーナーだけど。
桝太一はい! 自分では凄く大切にしているコーナーなんですけど、客観的に考えると、とんでもないコーナーが始まってしまったなと(笑)。朝から視聴者の皆さまの度量の深さを実感しております!

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