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清野菜名インタビュー『演技に自信がない?アクションに頼っている自分を克服したい』
ホラーならではの空気を感じた撮影現場
清野菜名好きですけど怖がりです。でも観たいから、ホラーは友だちを誘って映画館に行きます。実家にいたころは、夏休みとか友だちとお泊りするとき、ホラーDVDを借りてきて部屋を真っ暗にして観ていました。みんなで引っ付いて、目を手で隠して、でも観てしまう(笑)。ホラーって、普通の生活にあるシチュエーションが多いじゃないですか。お風呂場だったり、学校だったり。
――清水崇監督作品などJホラーはとくにそうですね。
清野菜名中学生のころとか、お風呂に入るだけでも怖くなったり、寝るときも「足元にいたらどうしよう……」みたいな妄想をしていました。
――清野さんだったら、おばけがいても蹴とばせばいいのでは(笑)?
清野菜名いやー、怖くてムリです。ダッシュで逃げます(笑)。幽霊とか見たことはないですけど。
清野菜名けっこうあります。2週間連続で同じ夢を見たり、続きものになってたり(笑)。この前見た夢は、地元の大通り沿いに新しくバーができて、友だち6人で夜のぞきに行ったら、タチの悪そうな人たちがたくさんいて。私はそのひとりのナイフを持った人と目が合ってしまうんです。みんなでガーッと走って逃げて、私は一番速いはずなのに足が重くて上がらない。つまずいてコケて馬乗りになられて……というところで起きた夢を1週間続けて見ました。
――『雨女』の撮影では、ホラーならではのことはありました?
清野菜名機材トラブルは普通に起こり得ることですけど、この映画で起きると、どうしても結び付けてしまって。雨の踏切前で撮影した日にカメラが動かなくなって、監督は「雨を降らせすぎたせい」と言っていたんですけど、ホラーならではの空気を感じました。
これまでの人生のなかで一番過酷だった
清野菜名私の人生のなかでも一番過酷だったと思います。
――身体能力抜群の清野さんは水中では?
清野菜名水はあまり得意ではないです。深さが5メートルもあるプールには初めて入って、やっぱり潜って下に行けば行くほど苦しくなって。普通の浅いところなら、もっと長く潜れるはずなのに、肺の酸素が一気になくなるというか。息が続かなくてビックリしました。
――それを何テイクも繰り返したんですよね。
清野菜名朝8時から夜9時ぐらいまでやっていました。水圧もすごくかかるんですよ。ダイバーさんに下から足を引っ張ってもらって潜ったとき、鼻に水が入らないように指でつまんでいたんですね。4メートルぐらいまでそうやっていて、指を離しても水圧で鼻がもとに戻らないんです! これはシャレにならないと思いました(笑)。
――1日中そんな感じで水中だと、体の状態はどうなるんですか?
清野菜名足がしびれてきて、腰が痛くなって。しかも2月で寒くて、水温は20度とか。もう一生やりたくないです(笑)。