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ORICON NEWS
“おバカ枠”を独占 藤田ニコルの賞味期限は?
飽和状態のハーフ・読モ・おバカ枠に、“若さ”を武器に新鮮なインパクトを与えた
こうしてみると藤田は、ローラやトリンドル玲奈に代表される“ハーフモデル枠”であり、益若つばさや鈴木奈々といった“読モ(読者モデル)出身”であり、“おバカタレント枠”にも入る。それぞれ芸能界では激戦区と呼ばれるジャンルでありながら、そのすべてを兼ね備える“3冠”となると藤田ぐらいなものだろうか。そして彼女のアドバンテージともいえるのが、現在17歳というその若さだ。並みいるハーフモデルも読モもおバカタレントも、それぞれ芸能界に登場してから数年が経っている。もはや飽和状態ともいえ、視聴者にとっては“お腹いっぱい”の中、彼女の“若さ”はそれなりに新鮮でインパクトがある。激戦区の各ジャンルで、藤田は今一番勢いがある存在だといっても過言はないだろう。
最大の“武器”は、破壊力抜群のトーク力 意外にも素直な一面も…
そんな爆裂トークをかます藤田だが、彼女の魅力のひとつに意外にも“素直さ”がある。先日放送された『耳が痛いテレビ 芸能界カスタマーセンター』(日本テレビ系)では、視聴者から「敬語も使えずタメ口で話すおバカモデルを女子高生の代表みたいに思われたくない」と批判されると、共演者の東野幸治は「テレビに出るキャラとしてはいい」、スピードワゴンの小沢一敬は「あいさつしに楽屋に来てくれたし、礼儀は正しかった」と擁護。すると、感動した藤田は大号泣したのだ。
若さや突拍子もないトークだけでは、芸能界での“賞味期限”は長くはない
同じ読モの先輩である益若つばさや、最近では“あざとい”とネットでバッシングされている鈴木奈々のポジションを、完全に奪い取った形にもなった藤田二コル。この先も前途洋々かといえば、そう生易しくはないだろう。先行する先輩モデルやタレントたちにしても、自分の個性のアピールや他との差別化を模索しながら、現在まで残ってきた。単なる若さや突拍子もないトークだけでは、芸能界での“賞味期限”は長くはない。前述の番組で「このままでは芸能界で生き残れない」という意見に、小沢が「生き残っていくかは藤田さんが決めるよ」と答えたように、今後はその“勢い”に加え、藤田ならではの“個性”と“魅力”をどう発信していくかがカギとなるだろう。
(文:五目舎)