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なぜ見せる? 芸能人のマタニティ姿に辟易
マタニティ姿の披露は出産前と変わらぬスタイルを披露する伏線にも!?
一方、佐藤江梨子に関しては、「芸能人は何でも金になる」「わざわざCMでやることか?」といった否定的なコメントも多いが、ベビー用品を扱う店のCMなのだから、妊娠しているサトエリが出演してもさほど違和感はない。いずれにせよ、これでサトエリにとっては“お母さん”という新たなキャラが加わり、仕事の幅も広がるだろうし、出産後はスタイルの復活も含め、関連した仕事のオファーが増えるものと思われる。
このように結婚・出産を機に“ママタレント”として再ブレイクしたタレントは、最近非常に多い。小倉優子、藤本美貴、松嶋尚美、三船美佳、ギャル曽根、紗栄子、辻希美……それこそ枚挙にいとまがないが、彼女たちの共通点として、ブログやSNSなどで、“いいママ”であることを日常的に公開しているということがある。大きくなったお腹をアピールすれば、「あの子もお母さんになるのね」「幸せそうね」と世間からの好感度も上がるし、出産後にはママタレントとして、芸能界の仕事のみならず、子供服ブランドのデザイナーやプロデューサー、経営者になることさえありうるのだ。
また、プックリと大きくなった妊婦姿を世間に披露することは、戦略的にも非常に価値が高い。少々うがった見方だが、出産後にしっかりと減量に取り組み、出産前と変わらぬスタイルを披露するための“伏線”となるのだ。 実際に同性ファンからは「出産前よりスタイルが良い!」「驚きのスタイル維持!!」などの賞賛コメントが多く寄せられる傾向が高く、“女子力”や“プロ意識”の高さを暗にアピール出来るというワケだ。
妊婦ヌードは芸術性を感じる反面、自己顕示欲が漂い反発を買う可能性も
つい先日も、元バトミントン選手の潮田玲子が、インスタグラムで大きくなったお腹を露出した“マタニティフォト”(なぜかウエディングドレスふうの衣装)をアップし、「とてもきれいです」「美しすぎる」「やはりここまでやったか…」「押しつけがましい」など、賛否両論の声が挙がっていた。こうした妊婦姿、妊婦ヌード的なものは、好感度を上げて仕事の幅を広げる効果がある一方、強い自己顕示欲が漂ってしまうと世間からの反発を買う可能性が高い。一般社会でも、記念にマタニティフォトを残す妊婦が増えているようだが、基本的に自分や家族が楽しむためだ。いずれにしても、特に多くの人にとっては“神聖”なことであるだけに、過度な露出に関しては、時には引いてしまうことがあるということも気に留めておきたいところだ。
(文:五目舎)