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北原里英 SPECIAL INTERVIEW 見せ場は“成長”――人間性の変化が見せられたらいいな

女優としても活躍するAKB48の人気メンバー北原里英が『ジョーカーゲーム』で映画初主演!高校のクラス合宿で全員でババヌキをすることを命じられたが、最後までジョーカーを持っていた敗者には……。緊迫のストーリーのなか、きたりえが女優として凛とした姿を見せている。

観る人に元気を出してもらえたらいいな

――北原さんはもともと女優志望なんでしたっけ?
【北原】 そうです!小学生の頃からこの世界に憧れていました。もともとは歌手にもなりたかったんですが、歌が苦手なことに早い段階で気づいたので、女優さんになりたいなと。

――消去法ですか(笑)?
【北原】 でも、そもそもこの世界に入りたいと思ったきっかけは、昔からテレビっ子で。イヤなことがあって落ち込んでも、ドラマやバラエティを観たら、すぐ元気になるタイプだったんですよ。私も将来テレビのなかの人になって、観る人に元気を出してもらえたらいいなと思って。

――演技で人を元気づけられることは、実感していたと。
【北原】 はい。自分がそうだったので。あと、女優さんになれば、お芝居をするうえでいろいろな職業を体験できますし、非現実的な世界にも出逢えるので。そういうところでも、女優さんになりたかったんです。

――今回の『ジョーカーゲーム』は生きるか死ぬかの話で、撮影現場でも緊迫感はありましたか?
【北原】 本番中はすごく緊迫感がありましたが、撮影の合間は同世代でワイワイと楽しく過ごしていました。私は年上組だったので、みんなを見守るようなところもありつつ(笑)。

――“死ぬかもしれない”と思ったような経験って、実際にはないですよね?
【北原】 番組の企画で富士山に登ったときは、本気で「死ぬかもしれない」と思いました。夏なのに帰りの道のりが本当に寒くて、もう凍えてしまって。天候も悪かったですし、このまま下りられないんじゃないかと思い、家族の顔が頭をよぎりました。

そんなに判断力があるタイプではないです

――演じた赤沢千夏は、あまり感情の起伏を表に出さない子ですね。
【北原】 はい、どこにでもいる普通の子なんですが、自分の判断や決断力がちょっと弱くて、友だちの意見に流されるまま……というタイプでした。

――主人公ですけど口数はそう多くないなか、台本を読んだ段階で、すぐイメージできました?
【北原】 最初はその気が弱いところを、全面的に押し出していくつもりではありませんでした。「気は弱めだな」と思ったくらいでしたけど、監督との話し合いを経て、こういうキャラクターにしていこうと固めました。

――試行錯誤がありつつ?
【北原】 本編には出てこない設定まで、監督は一緒に考えてくださったんです。それで、千夏像が明確に見えてきました。あと、自分もそんなに判断力があるタイプではないですし、気も強くないので。似ている部分を最大限に引き出してやっていこうと思いました。

――北原さんは気が強いほうではないんですか?
【北原】 ケンカはしたことないですね。

――千夏は最後のほうで「自分は自分で守らなきゃ」と、変わるところがありましたよね。
【北原】 作品を通して、千夏ちゃんの見せ場は“成長”かなと。人間性の変化が見せられたらいいなと思いました。
(文:斉藤貴志/撮り下ろし写真:鈴木一なり)

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映画情報

ジョーカーゲーム

負ければ死が待ち受ける不条理なゲームに参加させられた高校生たちの姿を描くサバイバルサスペンス。県立の進学校に通う高校3年生の赤沢千夏は、合宿初日に、担任からクラス全員でトランプの『ババ抜き』をすると発表される。カードの交換の仕方は各自の自由。最後までジョーカーを持っていた下川が負け、武装した大人たちに取り押さえられ、何かよくわからない注射を打たれる。こうして死の合宿が幕を開けた。

監督:渡邊貴文
出演:北原里英 高月彩良 小池唯 大久保祥太郎
【OFFICIAL SITE】
2012年12月22日(土)ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにてロードショー
(C)2012「ジョーカーゲーム」製作委員会

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