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北原里英 SPECIAL INTERVIEW 見せ場は“成長”――人間性の変化が見せられたらいいな
“私、変わらなきゃ”と思ったこと
【北原】 中学の頃、仲の良かった親友がいました。しっかり者で、決断力のあるカッコ良い子でした。その子に憧れて、努力した覚えがあります。
――この映画を撮りながら改めて考えたことってありましたか?
【北原】 固かったはずの友情もきっかけひとつで壊れてしまう怖さを感じました。
――友情とか言ってられない……みたいなところが出ていましたよね。ちなみにトランプはやります?
【北原】 はい。トランプゲームは大富豪が得意です。運と頭脳を使って長い戦いの末に勝てたときはおもしろいですね。
――撮影は夏場だったそうで。
【北原】 学校の合宿シーンは、実際に数日間泊まり込みで撮影しました。その雰囲気が作品に生かされているように思います。
――現場はかなり暑かったと聞きますが。
【北原】 暑かったですし、自然のなかでの撮影だったので、虫もスゴかったんですよ。私、虫が苦手で普段は見かけたら思わず逃げてしまいますが、カメラが回ったらそんなことで驚いてたらダメじゃないですか。平然とするのに苦労しましたが、この撮影でだいぶ虫に強くなったと思います(笑)。
夏のほうが好きだけど冬を全力で楽しむ!
【北原】 各現場で、演技についての話し合いが生徒役同志で行われているのを見かけました。作品に対してのみんなの熱い思いが伝わってきてうれしかったですね。
――主演としては、よりがんばらないと?
【北原】 現場は、明るい雰囲気で撮影したくて気をつけました。座長的な意識を持って。考え過ぎてプレッシャーになっても良くないと思い、主演だからということではなく、みんなでこの作品を一緒に作りあげようという意識で取り組みました。
――役柄的に、女子高生という部分は意識しました?
【北原】 しましたね。少しでも女子高生役へ近づけるために前髪を切ったんですけど、一気に制服が似合うようになって、どう見たって高校生……じゃないかと、私は思っているんですが(笑)。出来上がった作品を観ても、全体的にフレッシュ感がすごく伝わってきて、「みんな学生らしくていいなー」と思いました。
――まだまだ高校生役もいけると。
【北原】 制服を着て歌っているグループの一員なので……(笑)。
――公開も近づいて、だんだん寒くなってきましたが、北原さんが冬の時期に欠かせないものって、何かありますか?
【北原】 防寒インナーです。今日もなかに着てきました。私は夏のほうが好きですが、せっかくの冬なので、冬を全力で楽しみたくて。11月には肉まんもおでんも食べていました(笑)。
――プライベートでは、冬場に盛り上がるイベントごとは?
【北原】 お正月は毎年地元に帰るので、地元の友だちと会えるのは楽しみですね。また、年々親戚同士の集まりがなくなってきているので、久しぶりに集まりたいですね。
(文:斉藤貴志/撮り下ろし写真:鈴木一なり)
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映画情報
ジョーカーゲーム
負ければ死が待ち受ける不条理なゲームに参加させられた高校生たちの姿を描くサバイバルサスペンス。県立の進学校に通う高校3年生の赤沢千夏は、合宿初日に、担任からクラス全員でトランプの『ババ抜き』をすると発表される。カードの交換の仕方は各自の自由。最後までジョーカーを持っていた下川が負け、武装した大人たちに取り押さえられ、何かよくわからない注射を打たれる。こうして死の合宿が幕を開けた。
監督:渡邊貴文
出演:北原里英 高月彩良 小池唯 大久保祥太郎
【OFFICIAL SITE】
2012年12月22日(土)ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにてロードショー
(C)2012「ジョーカーゲーム」製作委員会
関連リンク
・映画公式サイト