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(更新: ORICON NEWS

趣味の世界に触れられる本・映画

<CINEMA>

ゲーセン世代には懐かしい、レトロゲーム×実写映画のコラボレーション

Blu-ray 税抜1800円  発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

Blu-ray 税抜1800円  発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

CINEMA1
『ピクセル』(2015年)

「1982年、NASAは地球外生命体に向けて当時流行していたゲームを収録した映像などを友好目的として宇宙へ発信したが、それを受信した宇宙人がメッセージを「果たし状」と誤解してしまい、そのメッセージの映像を基にゲームのキャラクターを兵器として再現し、地球侵略へと乗り出す。そんな人類滅亡の危機に立ち上がったのは、アダム・サンドラ―扮する主人公のサムを筆頭とした歴戦の強者ゲーマーたちだったというのがストーリー。ゲーム・センターで遊んでいた世代には懐かしい、パックマンから、ギャラガ、アルカノイド、ドンキーコングに、テトリスと、あのドット絵で登場するのが嬉しい。超絶テニクニックから、コンビネーション、はたまた裏コマンドまで、過去のわだかまりも清算しつつのバカバカしくも、コメディ映画となってます。監督は、『ホーム・アローン』や『ミセス・ダウト』などのクリス・コロンバス。ダン・エイクロイドや、パックマンの生みの親の岩谷徹さんなどがカメオ出演(ゲストとしてほんの短い時間出演すること)しているので探してみてください」

何かを始めることに歳は関係ない

DVD 税抜3800円  (C)2008 Walker George Films (Young at Heart) Limited.

DVD 税抜3800円  (C)2008 Walker George Films (Young at Heart) Limited.

CINEMA2
『ヤング@ハート』(2008年)

「2010年に来日もしたことがあるアメリカ・マサチューセッツ州の小さな町ノーサンプトンにある老人ばかりのコーラスグループ、その名も「ヤング@ハート」。 本作は1982年に結成したというこのコーラス・グループの練習風景やコンサート、インタビューで構成されたドキュメンタリー。厳しい練習の中でも、楽しそうに歌う彼らの姿が眩しい。撮影中に、メンバーが亡くなっていくのが何ともリアルだが、年をとってもユーモアと情熱で歌う彼らに、ただただ称賛するばかり。みんな普段はクラシックやオペラが好きなのに、歌うのはロックやR&B。なかでも、ポインター・シスターズの「Yes, We Can Can」は、70回以上も“can”が出てきて、舌を噛みそうな難曲。それでも必死でものにしようとする彼らに、何かを始めるのに遅すぎることはないと勇気をもらえます」

社交ダンスブームを巻き起こし、ハリウッドリメイクもされた傑作

税抜2800円 発売・販売 株式会社KADOKAWA

税抜2800円 発売・販売 株式会社KADOKAWA

CINEMA3
『Shall we ダンス?』(1996年)

「日本に社交ダンスのブームを巻き起こしただけでなく、監督の周防正行とヒロイン役の草刈民代が、実生活において結婚するきっかけにもなった傑作コメディ。何の不満もない役所広司さん扮する平凡なサラリーマンが、電車から見える社交ダンスの女性を見て、数日後に、その教室に通いだすというストーリー。役所さんが、最初は拙い踊りにも関わらず、みるみるうちに上手くなっていく様子に目を見張ります。また、役所さんの同僚役の竹中直人さんの抱腹絶倒・主役を食う勢いの演技も見逃せません。脇役も渡辺えり子さんを筆頭に、草村礼子さん、田口浩正さんなど、個性豊かなくせ者そろいで、見ていて楽しくなります。社交ダンスの奥深さ学べるだけでなく、その習い事を通して、成長する姿に誰もが共感し、自分も社交ダンスや習い事をしたくなるはずです。2004年には、リチャード・ギアとジェニファー・ロペス主演で、リメイクも作られているので、見比べてみるのも良いでしょう」

リアルな日本のオタク文化を窺い知る個性的な映画作品

DVD税抜3800円、Blu-ray税抜5800円 発売元:フルモテルモ 販売元:ポニーキャニオン   (C)ぼんとリンちゃん

DVD税抜3800円、Blu-ray税抜5800円 発売元:フルモテルモ 販売元:ポニーキャニオン   (C)ぼんとリンちゃん

CINEMA4
『ぼんとリンちゃん』(2014年)

「いわゆる“オタク”の幼馴染の男女が、同棲中の彼氏から暴力を振るわれているという親友を助けに上京するというのがストーリーですが、佐倉絵麻扮するヒロインは、腐女子でボーイズラブや、アニメ、ゲームが大好き。独特のしゃべり方で、マンガやアニメの引用で会話するのがとても興味深いです。上京するからには、もちろん秋葉原にも行き、オタク文化を窺い知ることができます。映画的にも、手持ちカメラ長回しという、ドキュメンタリータッチで臨場感がすごい。例えば、カツアゲされるシーンで、周囲をグルグルと映しつつしつつ、喋る役者ごとにフォーカスを当てているのは素晴らしい演出でした。また、ラスト近くに「迷子だ」とつぶやく佐倉さんが次々と人にぶつかるシーンは、彼女の状況と画がリンクする、映画ならではの演出ですのでお見逃しなく」
recommendation
代官山 蔦屋書店
シネマコンシェルジュ 上村敬さん

『代官山 蔦屋書店』は「次世代のTSUTAYA」をコンセプトに、本・映画・音楽を取り扱うだけでなく、文房具、トラベルカウンターなど、人生を楽しむためのコンテンツを豊富にそろえる。ライフスタイル提案型の店舗の草分け的存在として、新たな読書体験を創造。周辺には『代官山 蔦屋書店』を中核としていくつもの小さな専門店が集結する。「コンシェルジュ」は、豊富な知識を持ち、顧客ひとりひとりに対応できるプロのスタッフ。上村氏は特にカメラワークが面白い映画に精通している。
http://real.tsite.jp/daikanyama/

<紹介作品の詳細はこちら>
『ピクセル』
『ヤング@ハート』
『Shall we ダンス?』
『ぼんとリンちゃん』

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