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ORICON NEWS
竹原ピストル「寸分たがわず、何が何でもこの感動を伝えたい」
ベタなことを身の丈に合ったメッセージとして届けたい
「身の丈に合っていないことを歌っても、人は乗らないですよね。僕は歌を長いことやっていますが、結局のところ自分が歌いたいことって「何が何でも生きて行こう」「つらいけれど、くじけずに頑張ろう」「夢に向かって情熱を燃やすことは素敵なことだ」ってことなんです。実はものすごくベタなことしか歌っていないんですよ。でも、今言ったような事柄をそのまま歌にすると、まったく身の丈に合わなくなるわけですよ。もう一人の自分が、「まてまて、お前が言える事じゃないだろう」って、自分自身に対してものすごい強烈なリミッターをかける。だから、言葉として身の丈を合わせていくんです」
「大昔からの腐れ縁の悪友と酒を飲んでいたとして、そいつには何を言ったっていいじゃないですか。「バカ野郎、諦めるんじゃねえよこの野郎!」って。自分にとっても言っていいことだし、しっかり言葉に体重がのるし。言いたいイメージをそのまま言うのではなくて、そういうことを歌にしていきたい。歌ができて、聞いてくださった人の心に、万が一届けばいいな、くらいに思っています」
どうやったら伝わるのか、そこにとことんこだわって、魂を込めている。そんな竹原ピストルは同世代の働き盛りの男性たちにどのような激励メッセージを投げるのだろうか。
読者へメッセージ 「変な意地はもつことはない」
多い年は年間250本のライブを行っていた竹原ピストル。竹原ピストル流の人生を楽しむコツを聞くとやはり音楽にあった。
「僕が心底楽しいって思えるのは、やっぱりライブです。数こなせばいいってことじゃないですが、毎日でも歌いたい。とんでもない人数と毎日会っているわけですから、そこから吸収するものがたくさんあります。4月の新アルバムは、出来上がった曲を並べてみたら、自然と旅芸人から見た風景とか別れとかそういうようなものがテーマとして浮かんできました。聴いてくれた人にも、それぞれの人生で思い浮かぶ顔があるといいなと思います」
(取材・文 / 加藤由盛)
(写真 / RYUGO SAITO)
『永い言い訳』
4月21日(金)発売(Blu-ray5200円、DVD3800円)
原作・脚本・監督: 西川美和
出演:本木雅弘 竹原ピストル 池松壮亮 黒木華 山田真歩 深津絵里
(C) 2016 「永い言い訳」製作委員会
竹原ピストル ニューアルバム『PEACE OUT』
4月5日(水)リリース
初回限定盤(CD+DVD)3300円 通常版(CD)2900円
ロングヒット作品『BEST BOUT』『youth』に続く13曲入りニューアルバム。初回限定盤には東京キネマ倶楽部での弾き語りライブ映像8曲を収録したDVDが付属。
<収録曲>
1.ドサ回り数え歌
2.虹は待つな 橋をかけろ
3.一枝拝借 どこに生けるあてもなく
4.ママさんそう言った 〜hokkaido days〜
5.ぐるぐる
6.一等賞
7.ため息さかさにくわえて風来坊
8.最後の一手 〜聖の青春〜
9.ただ己が影を真似て
10.例えばヒロ、お前がそうだったように
11.Forever Young ※テレビ東京ドラマ24「バイプレイヤーズ」エンディングテーマ
12.俺たちはまた旅に出た
13.マスター、ポーグスかけてくれ
<初回限定盤 特典DVD>
Live at 東京キネマ倶楽部 2016.10.09
1.オールドルーキー
2.LIVE IN 和歌山
3.午前2時 私は今 自画像に描かれた自画像
4.じゅうじか
5.俺のアディダス 〜人としての志〜
6.ちぇっく!
7.便器に頭を突っ込んで
8. ドサ回り数え歌
竹原ピストル全国弾き語りツアー“PEACE OUT”
5月7日(日)「東京キネマ倶楽部」からスタートし、9月30日(土)徳島県「徳島 club GRINDHOUSE」まで、全国52ライブ会場で開催。