アサヒグループホールディングスは、ビールや麦茶の製造工程で発生する「焙煎麦芽粉砕物」を原料とした紙「モルトペーパー」を山陽製紙と共同開発した。10月下旬より老舗日本料理店「なだ万」とアサヒフードクリエイトでは、ランチョンマットや献立用紙、コースターに活用される。 「焙煎麦芽粉砕物」とは、黒ビールや麦茶を製造する際、麦芽を焙煎する工程で裂けてしまうなど規格外となり使用できなくなったもの。麦芽や麦茶の製造販売やモルトエキスなどの食品原料の販売を行うアサヒビールモルトで発生する麦芽粉砕物は、現在飼料として活用されている。より付加価値の高い活用を目指し、紙の原料としてアップサイクルさせる仕組みを開発した。
2021/10/18