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アウディSQ5(4WD/8AT)【試乗記】


完全無欠のスポーツSUV

「アウディQ5」の高性能バージョンである「SQ5」が登場。最高出力354ps、0-100km/h加速5.4秒をマークする、最新スポーツSUVの実力とは? スポーツサスペンションを装着したエキサイティングな一台に試乗した。

気持ちのよいエンジン

3リッターV型6気筒直噴ターボエンジンに火を入れるために、スターターボタンを押す。すると、「フォン!」と「ボン!」の中間ぐらいの、いかにもヌケのよさそうな快音とともにエンジンが始動した。 音じたいは古典的なクルマ好きのハートをわしづかみにするエキサイティングなもので、気分が高揚する。同時に、静かな湖畔の森の陰でこの音が響いたら、カッコウたちが羽をバタバタさせて飛び立ってしまうのではないか、と心配にもなる。 でも、アクセルを踏み込んで加速すると、頭の中からカッコウの姿は消えてなくなる。健康的な乾いた排気音が盛り上がるのとシンクロして、気持ちよく加速するからだ。

「アウディA4/A5」をベースにしたSUVであるQ5がフルモデルチェンジを受け、2017年秋に日本に導入されている。ベーシックなQ5は2リッターの直列4気筒直噴ターボエンジン(252ps)を積むが、今回試乗したスポーティー仕様のSQ5は前述したように、3リッターのV6直噴ターボ(354ps)。

フルモデルチェンジ前のSQ5は排気量とエンジン型式こそ3リッターV6で共通だが、過給器がスーパーチャージャーだった。 ターボ化によって最大トルクは“スーチャー”時代の470Nmから500Nmへと微増したが、354psの最高出力は変化ない。ただしエンジンの燃焼効率の改善が図られ、JC08モード燃費は従来型の10.8km/リッターから11.9km/リッターへと改善を見ている。また、エンジン本体も14kg軽くなった。

「アウディS4/S5」も搭載するこのエンジンは、とにかく気持ちがいい。発進の瞬間から目の詰まったむっちりとしたトルクを発生して、力強く車体を押し出す。回転が上がるとともに、タコメーターの針が軽くなったかのように上昇スピードが速くなり、エンジンが吹け上がる。そしてアクセルを踏むドライバーの期待をほんの少しだけ上まわる、絶妙の加減でトルクが盛り上がる。 アクセルペダルのオン・オフに対する反応も実に繊細かつクイックだから、アクセルを踏んで加減速しているだけなのに、楽器の演奏がうまくいった時のような達成感と快感がある。...

提供元:webCG

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