メイクでどんなにナチュラルに仕上げていても、お手入れの行き届いた美しい目もとには魅力的な目力があります。そんな目もとは顔のなかでも特にデリケートなパーツだから、特別なお手入れが必要。うかうかしてると「老化が加速する」と言われる夏こそ、大事な目もとのお手入れを重点的に行いましょう!
湘南美容クリニック 新宿本院所属赤岩優妃先生名古屋市立大学病院などを経て湘南美容クリニックへ入職。多彩な資格を有する美容のプロとして、一人ひとりの悩みに丁寧に寄り添い、最適な美容医療を提案してくれます。
赤岩先生に“目もと”の特徴とケア法について伺いました!
Q 他のパーツとは違う、目もとの特徴について教えてください
Q 日常生活のどんなことが目もとにダメージを与えますか?
特に夏は強くなる、紫外線
夏は1年のうちでも紫外線量がもっとも多く、特にUV-Aは真皮層にまで届いてコラーゲンやエラスチンを破壊し、ハリや弾力の低下を招きます。また、日差しで目を細める動作が増えると表情ジワが深くなりやすくも!さらに、夏は汗や皮脂による刺激も加わります。これらが原因でかゆみや乾燥が起こることもあり、目もとへのダメージに拍車がかかります。
スマホやPCからのブルーライト
↓これらすべてが目もとへのダメージに!
スマートフォンやパソコンを長時間使用すると、目の筋肉を酷使して血流の悪化を招きます。その結果、クマやくすみ、たるみが現れやすくなります。また、集中して画面を見ることでまばたきの回数が減り、乾燥が進みやすくなる傾向も。最近はブルーライトによる酸化ストレスも、肌老化を加速させると言われています。
無意識で行っている摩擦
例えばメイクの時、アイシャドウチップでまぶたを雑にこすっていませんか?また、クレンジングの時もアイラインやマスカラがなかなか落ちないからとゴシゴシこすることは?「このほうが早いし」「短時間だから大丈夫」と、目もとに強い摩擦を加えると、色素沈着やシワの原因になります。目もとに触れる際は、どんな時も優しいタッチを意識してください。
今日から意識して行おう!目もとのお手入れ法
改めて……、意識改革が必要な2大ポイント
ケアは早めからスタート目もとのケアは、早ければ早いほど理想的です。特に20代後半からは、肌の水分量やコラーゲンの量が少しずつ減少し始めます。「まだ大丈夫」「そのうちやろう」と先延ばしにせず、今悩みがなくても予防的ケアとして始めておくのがおすすめです。
摩擦と乾燥を徹底的に避ける日常でもっとも気をつけたいのは、摩擦と乾燥です。特にクレンジングや洗顔時には、こすりすぎないようにしましょう。目もと専用の保湿アイテムを取り入れて、優しくいたわることが美しい目もとを保つ秘訣です。
効果的な成分が配合された目もと専用コスメでお手入れを
目もと専用のアイクリームやアイセラムには、ヒアルロン酸やセラミド、ビタミンC誘導体、レチノールなど、目もとの保湿やハリ感アップに効果的な成分が配合されたものが多くあります。好みの使用感のものを選んでお手入れに加えるといいですね。使用する際は、指の腹でトントンと優しくなじませましょう。決してこすらず、肌に優しく寄り添うようにケアを行うことが大切です。
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構成・文/長江悠祐子