洗練と独創
独創のスウェディッシュデザインで若いライダーにも人気の「ハスクバーナ・スヴァルトピレン401」。初のフルモデルチェンジで登場した新型は、よりユーザーフレンドリーになりながらも尖(とが)った個性を隠しきれない、ハスクバーナらしいマシンに仕上がっていた。
北欧デザインのストリートトラッカー
1903年にスウェーデンでモーターサイクルの製造を始めたハスクバーナは、継続して生産を続けるメーカー/ブランドとしては、最も古い部類のひとつに数えられる。戦後はモトクロスやラリーなどのモータースポーツで活躍し、どちらかというとオフロード系のイメージが強かった。それが、2013年にオーストリアのKTM(ピエラ・インダストリーAG)傘下となり、翌年のEICMA(ミラノモーターサイクルショー)でストリート系ネイキッドバイクのコンセプト「ヴィットピレン」を発表。シンプルでモダン、かつ斬新なデザインで大いに話題を集めた。
このままハスクバーナはストリート系のブランドに発展するのか? と思いきや、後にヴィットピレンのプラットフォームを使い、ブロックパターンのタイヤを履かせてストリートトラッカーのイメージをまとった「スヴァルトピレン」も発表。両モデルとも市販化され、排気量違いのバリエーションを広げつつ今日に至っているのはご存じのとおりだ。
いかにも北欧デザインらしい、シンプルな直線と曲線を組み合わせたユニークなスタイルのヴィットピレン/スヴァルトピレン。初のフルモデルチェンジを受けて登場した2024年モデルは、外観もフレームもエンジンも刷新され、装備も全体的にユーザーフレンドリーなものにアップグレードされた印象だ。今回のスヴァルトピレン401の試乗でも、そうした進化点は確かに感じられた。...