次のコーナーが待ち遠しい
アメリカンモーターサイクルの名門、インディアンの中核モデル「スカウト」シリーズが、いよいよフルモデルチェンジ。ワインディングも楽しめる“走りのクルーザー”のなかから、最上級モデル「101(ワンオーワン)スカウト」に試乗した。
なにもかもが新しい
クルーザーでスポーツするって、なんて爽快なんだ。インディアン・モーターサイクル(以下インディアン)の新型車、101スカウトに乗ると、そう感じる。1年ほど前、同じくインディアンの“スポーツできるクルーザー”こと「スポーツチーフ」に試乗したときは“痛快”と紹介した。爽快と痛快は違う。もちろんエンジンも車体構成も違う両車なので違って当たり前だが、101スカウトは“爽快”だったのだ。
新型スカウトシリーズは、前後16インチホイールを採用する「スカウト ボバー」「スカウト クラシック」「スーパースカウト」の3モデルと、フロント19インチ/リア16インチホイールの「スポーツスカウト」「101スカウト」の2モデル、合計5モデルで構成されている。すべてのモデルが、同じエンジン、同じフレームを採用しており、前後ホイールサイズやサスペンション、外装類や装備品、ハンドルポジションなどを変更して、キャラクターをつくり上げている。
エンジンは「SpeedPlus(スピードプラス)」と名づけられた新型で、ボアを広げて排気量を1133ccから1250ccに拡大。外観はもちろん、大径バルブを採用したシリンダーヘッドまわりやクラッチまわりなど、構成パーツの8割を一新し、出力もトルクも全域で10%以上も向上している。ピーク値については、実に最高出力で17%、最大トルクで14%のアップだ。また車両骨格はアルミフレームからスチールチューブフレームに変更。スイングアームピボットまわりやリアフェンダー内に隠れているリアフレームは、アルミキャスティングで製作している。
そんな新しいスカウトのなかでも101スカウトは、ECUのセッティング変更によりエンジンの最高出力を105HPから111HPへと向上。さらに調整機構付き倒立フォークやリアショックユニット、ダブルでセットしたブレンボ製フロントブレーキシステム、その他専用装備を採用したトップモデルである。...