最後のアメ車に試される
ハーレーダビッドソンが擁する巨大なグランドツアラー「ストリートグライド/ロードグライド」が、2024年モデルでフルモデルチェンジ。すべてが新しくなった2台の巨艦を神奈川・横浜で試した……のだが、試されていたのは、むしろテスターのほうだったようだ。
2024年モデルの目玉商品
神奈川・横浜で開催されたハーレーダビッドソン2024モデルのメディア試乗会に参加。今年のイチオシとされるオールニューのロードグライド/ストリートグライドと相まみえたので、その感想を報告したい。
ハーレーダビッドソンの試乗会でこのクラスをあてがわれるたび、顏の引きつりが悟られないかとヒヤヒヤする。それでなくてもハーレーはデカいのに、目のそらしようがない巨大なカウリングを目の当たりにすれば、ハンドルを握る前から「オレは何かを試されているのか?」とつぶやかずにはいられなくなる。いや、本当に……。
ハーレーのカテゴリーにおいて、ラグビーにたとえるならフォワードにあたる巨漢ぞろいなのが“グランド・アメリカン・ツーリング”。そのなかで、高らかにオールニューをうたうのが2024年モデルのストリートグライドとロードグライドの2台だ(参照)。
ともに“グライド”を名乗るので区別しにくいが、バットウイングと呼ばれる横広がりのフェアリングをハンドルマウントしているのがストリートグライド。対してシャークノーズという名称そのままに、今にもかみつきそうに前方へ飛び出したフェアリングをフレームに備えているのがロードグライド。このどデカい2台は、顔つきこそ異なるが基本構成もニューな箇所も同じ。そんなわけで、モデルチェンジで刷新されたいくつかのポイントにそって試乗の感想をお伝えする。...