2030年への助走
プラグインハイブリッドの「XC60」とマイルドハイブリッドの「V60」を連ね、福岡空港から山口・萩城までショートトリップ。全車にGoogleが搭載された、最新型ボルボ(MY23)の仕上がりを体感した。
2年前とは変わった名称と価格
福岡空港に到着すると、駐車場にボルボの最新モデルが並べられていた。webCGチームに割り振られたのは、XC60とV60。2年ほど前に九州でボルボに乗った時に試乗したのも同じXC60である。いや、同じではない。ボルボのラインナップは2022年7月に大幅な変更を受けており、名称も変わっている。試乗車は恐ろしく長い名前で、簡単には覚えられない。
「リチャージ」というのは、ピュアエレクトリック(電気自動車)とプラグインハイブリッドのモデルであることを示す呼称だ。リチャージだけではどちらなのかわからないので、最後にプラグインハイブリッドと説明が加わる。「アルティメット」は最上級モデルに付けられる称号である。そして、四輪駆動であることを表す4WDも付いているから長くなった。
名称だけでなく、価格にも変動がある。2023年に価格改定があり、「XC60リチャージ アルティメットT6 AWDプラグインハイブリッド」は30万円値上がりして999万円になった。前回試乗した「XC60リチャージ プラグインハイブリッドT8 AWDインスクリプション」はハイパワーエンジンを搭載するT8モデルだったが、価格は949万円だった。原材料の価格上昇を受けたものだから仕方がないが、ボルボに限らずクルマの値段は一本調子で上がり続けている。
もう1台は「V60アルティメットB4」。こちらは名前が短い。リチャージが付いていないから、こちらは48Vマイルドハイブリッドモデルである。AWDの表記もなく、駆動方式がFFであることがわかる。Vはワゴンを意味し、かつてV60はボルボの中心的なモデルだった。ボルボは輸入ステーションワゴンの登録台数で、いつも圧倒的な差をつけて1位の座に君臨していたのだ。スウェディッシュエステートのブランドというイメージが強かったのが、今ではすっかりSUVメーカーになった。...