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Prime Video、日本発コンテンツ投資を2年で2倍に “世界基準”を狙う攻めの戦略とは

 Amazonの定額制動画配信サービス「Prime Video(プライム・ビデオ)」が、日本市場への攻勢を一段と強めている。9月3日、都内で開催された戦略発表会「Prime Video Presents 東京」では、今後2年間で日本オリジナルコンテンツへの投資を2倍以上に拡大し、日本発オリジナルシリーズの本数を大幅に増やす方針が明らかにされた。ドラマ、映画、アニメ、バラエティ、音楽ドキュメンタリーまで――“次のグローバルヒットは日本から生まれる”を合言葉に掲げるPrime Videoの最新戦略と、今後のコンテンツ展望を一挙にまとめる。

投資倍増を宣言 「日本最大の定額制動画配信サービス」の次の一手

 発表会には、日本のビジネスを統括するジャパンカントリーマネージャーの大石圭介氏、アジア・オセアニア担当ヴァイスプレジデントのゴラフ・ガンジー氏らが登壇。第三者機関の調査でPrime Videoが利用率・会員数ともに日本最大の定額制動画配信サービスであることが確認されたと報告したうえで、Amazon MGMスタジオ制作『沈黙の艦隊』が記録的ヒットとなったことや、オリジナルドラマが配信開始から最終話まで週間視聴者数ナンバーワンを獲得し続けていることなど、直近の好調ぶりをアピールした。

 その勢いを背景に打ち出されたのが、今後2年間での日本オリジナル投資額“2倍以上”という強気の目標だ。単なる本数増加にとどまらず、スポーツ・アニメも新たな柱として位置付け、ジャンル横断でラインナップを厚くしていく方針が示された。

豪華キャスト続々登壇 発表会の熱気をレポート

 当日は主要ドラマ・映画からアニメ、バラエティ、音楽ドキュメンタリーまで、Prime Originalオリジナル作品および独占配信作品の最新ラインナップが続々と発表された。会場には出演キャストも多数登壇し、来場者には豪華ノベルティグッズも配布されるなど、発表会そのものが一大イベントとして盛り上がりを見せた。

主要ラインナップは? 実写化・続編・独占ドキュメンタリーが目白押し

 発表会で明らかになった今後のコンテンツ展望も見逃せない。

・実写ドラマ『地雷グリコ』  ──11月13日 世界独占配信
・嵐のドキュメンタリー『5 - 嵐という時間 -』  ── 12月15日 世界独占配信、『ARASHI LIVE TOUR 2026「We are ARASHI -Prime Video Edition-」』や是枝裕和氏が総監督を務め、過去のライブアーカイブ映像9作もあわせて世界独占配信
・実写ドラマ『ブレス』  ──2027年春 世界独占配信
・実写ドラマ『沈黙の艦隊 目覚めよ、ニューヨーク』  ── 2027年夏 世界独占配信
・実写映画『スーパーモブニンジャ』  ──2027年2月19日 世界独占配信
・恋愛リアリティ番組『初めての恋人になってください』  ──2027年夏 独占配信
・実写ドラマ『ぼくの地球を守って』  ──2027年秋 世界独占配信
・実写ドラマ『薬屋のひとりごと』  ── 2028年 より世界に独占配信予定
・実写映画『ブルーロック』  ── 2027年夏より独占配信予定
・『沈黙の艦隊 目覚めよ、ニューヨーク』  ── 2027年夏配信
・アニメ『日本三國』続編  ── 続編新映像を交えたスペシャル映像も披露制作決定
・嵐のドキュメンタリー  ── 是枝裕和氏が総監督を務め、過去のライブ映像9作もあわせて独占配信

 いずれも日本の文化に根差したラインアップとなっている。発でありながら世界市場を強く意識したラインナップとなっており、実写化・続編展開・独占ドキュメンタリーという複数の切り口から「日本発コンテンツの世界進出」を後押しする狙いがうかがえる。

 こうした攻めの投資判断の背景には、日本発コンテンツの好調な視聴実績もある。Prime Originalのバラエティ『賞金1億円の究極実験 トモダチ100人よべるかな?』は、非英語オリジナルシリーズ部門で世界2位にランクイン。シーズン2では総スタッフ530人、カメラ80台という前作の2倍規模の体制で収録されるなど、制作規模そのものも拡大を続けている。アニメ『日本三國』も国内新作アニメの視聴者数No.1グローバルランキングに連続してランクインを記録するなど、ジャンルを問わず日本発タイトルが世界ランキングをにぎわせている状況だ。

“日本発”から“世界標準”へ

 投資倍増、ジャンル拡大、実写化・続編ラッシュ――Prime Videoの一連の発表は、日本をコンテンツの「消費配信市場」としてだけでなく、コンテンツの「コンテンツ輸出拠点」として本格的に位置付けていること直す姿勢の表れといえる。「次のグローバルヒットは日本から生まれる」という言葉通り、今後2年間でPrime Videoの日本発ラインナップがどこまで世界を席巻するか、注目が集まる。

 発表会の詳細や豪華キャスト陣の登壇模様は特集ページ、事業戦略の全容はニュース記事で詳しく紹介している。あわせてチェックしたい。

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