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トヨペット・クラウン デラックス(FR/3MT)【プレイバック試乗記】


伝説の始まり

プラットフォームの刷新に、4車種展開、そして世界進出と、文字どおりの大変革を果たした16代目「トヨタ・クラウン」。あまりの変容に外野は驚くばかりだが、そもそもクラウンとはどんなクルマだったのか? 初代の試乗記を振り返ってみよう。

国産車初のオーバードライブ

う〜ん、やっぱり博物館を訪ねると、時計の針が一気に戻る。それにしても何年ぶりだろう、観音開きのクラウンを運転するなんて。学生時代に友達が持っていて、その後クルマ雑誌の記者になってからも取材で何回かステアリングを握ったけれど、そうだなあ、あれから30年にはなるだろうか。

ちょっと惜しいのは、「今度の試乗は初代クラウンです」と言われてたのに、初代は初代でも、その後半に属する1958年以降のモデルだったこと。X形フレームとかOHVエンジンとか、そしてもちろん観音開きのドアとかは同じで、ひっくるめて初代には違いないんだが、見た目の姿はかなり別物。全体に丸っこかった本当の初代(1955年デビュー)にあれこれ手を加えて、ヘッドライトには庇(ひさし)が付いたり、後ろもテールフィンみたいにとがらせてある。このビッグマイナーチェンジで1500ccエンジンが48PSから58PS(後期ではさらに62PSになる)にパワーアップされたほか、3段コラムシフトMTに電気式のオーバードライブが追加された(トランクリッドには、うれしそうに「Overdrive」というメッキのバッジが付いている)。

1960年には1900cc仕様が加わるんだが、なぜ最初が1500ccだったかというと、あのころ5ナンバーの枠がそうだったから。いやあ、時代を感じさせます。...

提供元:webCG

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