ワイルド・バット・マイルド
「スバルXV」から、グローバルで統一された車名にあらためられた新型「クロストレック」に公道で試乗。改良を受けた「スバルグローバルプラットフォーム(SGP)」やハイブリッドパワートレイン、そして惜しみなく投入された最新技術がおりなす進化を確かめた。
日本ではハイブリッドのみの設定
車名を(XVあらため)クロストレックとした(というか、以前からの北米名にグローバル統一した)スバルの最コンパクトSUVの新型は、2022年9月に世界初公開された。同年12月に国内価格も公表して受注を開始しており、webCGでもすでに河村康彦さんによるプロトタイプ試乗リポートをお届けした。今回いよいよ日本国内で納車がスタートしたこともあり、こうして公道試乗とあいなった。
新型クロストレックも車体やパワートレインを「インプレッサ」と共有するのは今までどおりで、事実上の同時開発であることもこれまでと同様である。ただし、先代のXVまでは国内ではインプレッサの発売が先行していたのに対して、新型ではついにクロストレックのほうが早く市場投入された。
グローバル販売台数はもともとXV/クロストレックのほうが多かったのだが、その差は年を追うごとに拡大。先代では、XV/クロストレックの台数がインプレッサの約5倍にまでなっていたというから、クロストレック優先となるのは、いたしかたないだろう。
既報のとおり、新型クロストレックのパワートレインは「e-BOXER」。2リッター水平対向4気筒直噴ガソリンエンジンとCVTに、最高出力13.6PS、最大トルク65N・mのモーターを組み込んだハイブリッドだ。北米などには2リッターや2.5リッターの純エンジンモデルもあるが、2030年度に向けて動き出した新燃費基準のからみもあるのか、日本ではハイブリッドのみとなる。
今回の試乗メニューは、千葉の袖ヶ浦フォレストレースウェイを拠点に、市街地と高速と山坂道をおりまぜた片道45kmほどのコースを、折り返し地点でクルマを乗りかえて往復するというもの。クロストレックには「ツーリング」と「リミテッド」の2グレードがあり、それぞれに4WDとFFが用意されるが、今回試乗できたのは4WDのみ。ただし、ホイールが17インチとなるツーリングと、18インチのリミテッドを試すことができた。...