次へのプロローグ
いよいよ正式発表された2024年型「日産GT-R」。ちまたでは「今度こそファイナルか!?」とのうわさもあるが、先代のGT-Rは、モデル終盤にどのような存在となっていたのか。先代……すなわちR34型の「スカイラインGT-R M.spec」(2001年)の試乗記を振り返る。
次の「R」を示唆?
R34型、すなわち現行のスカイラインGT-Rは、間もなく行われるスカイライン“本体”のモデルチェンジ後も、「GT-R」として継続生産されることが決定したもようだ。次期ノーマルモデルから、“スカイラインの伝統”と言われてきた「直列6気筒エンジン」や「丸型テイルランプ」は姿を消すことになりそう。そうした状況下で、次のGT-Rをどうするかは、「現在のところまったく白紙」と日産は述べる。
そんななか、姿を現したのが、GT-R M.specだ。実はこのモデル、これからの「R」の方向性を示唆する、見逃せない内容を秘めた一台なのである。
"発売済みの「V.specII」が、サーキットでのラップタイムのコンマ1秒を削ることにすべてをささげたモデルであるのに対し、M.specは、「例えばのハナシ、耐久レースのように数十周、数百周を重ねて、結果的にトップのポジションで駆け抜けることができるようなチューニングを施したモデル」であると日産は言う。そのためにとった手法が、微小ストローク域での高い振動吸収性を狙った新ダンパー「リップルコントロール・ショックアブソーバー」と、衝撃吸収性を高めた専用革張りシートの採用である。...