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ポルシェ718ケイマンGT4 RS(MR/7AT)【試乗記】


“Renn Sport”の名は伊達じゃない

ポルシェの軽快なミドシップスポーツ「718ケイマン」に、新たなハイパフォーマンスモデル「GT4 RS」が登場。その最大の特徴は、リアミドに「911 GT3」のエンジンを搭載してしまったことだ。ヒエラルキーを超越した豪胆な一台の、実力の片りんに触れた。

まずはエンジンに目を奪われる

ポルシェはこの春先に、718ケイマンを「2025年までに完全EV化する」と正式に発表した。そうなると、日本にようやく上陸を果たした「GT4 RS」は、その内燃機関モデルとしては最終進化形となるだろう。

718ケイマンGT4 RSは、その名が表すとおりGT4の“Renn Sport”(レン・シュポルト=レーシングスポーツ)バージョンだ。911 GT3がそうであるように、718ケイマンでもモータースポーツの「FIA GT4」カテゴリーに照準を定めた車両開発とブランディングが行われており、ロードバージョンを「GT4」、レース仕様を「GT4クラブスポーツ」として販売してきた。今回導入されたGT4 RSは、これら既存のGT4の上級グレードというより、さらに戦闘力をバージョンアップさせた仕様となる。

そんな718ケイマンGT4 RSで最もホットな話題といえば、なんといってもエンジンに911 GT3由来の4リッター水平対向自然吸気(NA)エンジンが搭載されたことだろう。ご存じのことと思うが、これまで718ケイマンGT4には、同じ4リッターのNAユニットでも「911カレラ」由来のものが搭載されていた。ターボエンジンをベースに圧縮比を13.0に変更し、5段階調整が可能なピエゾインジェクションを初めて高回転型の直噴エンジンに搭載するなどの改良が図られたこのユニットは、「718ケイマンS」に搭載される2.5リッターターボの最高出力350PS/6500rpm、最大トルク420N・m/1900-4500rpmに対し、+70PSの420PS/7600rpmにまで高められた。最大トルクも数値こそ同等ながら、420N・m/5000-6800rpm(MT仕様、PDK仕様は430N・m/5500rpm)と、より高回転側でその値を発生する特性となっていた。

事実、これだけでも4気筒ターボのサウンドやフィーリングに不満を抱いていたポルシェ好きたちは驚くほど歓喜したわけだが、今回の変更は、まるでレベルの違う話だ。...

提供元:webCG

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