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トヨタ・シエンタ【開発者インタビュー】


やさしさを詰め込みました

取り回しのしやすいサイズでありながら、大柄なモデルにも負けない機能性を備えていたトヨタのコンパクトミニバン「シエンタ」。3代目となる新型は、どのようなモデルに進化しているのか? チーフエンジニアに話を聞いた。

サイズを変えないことにこだわった

2003年に誕生したトヨタ・シエンタが3代目にフルモデルチェンジ。トヨタのミニバン3兄弟のなかで末弟に位置するコンパクトサイズで、運転のしやすさと利便性がセリングポイントなのは変わらない。それでは、先代からどのような要素を進化させたのだろうか?

――資料に「やさしさをいっぱい詰め込んだ一台」と書いてありましたが、どういう意味なんでしょう?

鈴木啓友さん(以下、鈴木):私は初代モデルにも関わっていたんですが、開発の言葉で「片手でポン」というのがあったんです。たとえばシートのアレンジがいろいろあるんですけど、ひとつのレバーでワンタッチでシートが倒れるようにしました。忙しいお母さんがターゲットになっているので、買い物したり子供を抱っこしたりというなかで使い勝手がいいことが大切です。そのコンセプト自体は新型でも大きく変えていません。子育ての家庭にとって一番使いやすいクルマとなるよう考えています。たとえば、キックセンサーでスライドドアが開いたりとか。

――「ノア/ヴォクシー」がモデルチェンジで大きくなって、5ナンバーミニバンはシエンタだけになりましたね。

鈴木: 一番こだわったのは、サイズを変えなかったということですよ。5ナンバーを死守しました。日本で使うことを考えると、道路だって駐車場だって狭いわけですよね。運転が必ずしも上手じゃない方にとって、取り回しがいいことはクルマ選びの一番大きな要因のひとつだと思います。

――大きさもそうですが、見た目も「アルファード/ヴェルファイア」やノアヴォクとまったく違います。

鈴木:アルヴェルもノアヴォクも、半分は人に見せるクルマだと思うんですよね。威圧感と言うとあれですけど、自分のプレゼンスをほかに伝えてナンボというところがあるじゃないですか。このクルマはね、ちょっと違うんですよ。自分が使っていて満足するとか安心できるとか使い勝手がいいとか。そういったことが中心になっていて、人に見てもらって「おお!」と言ってもらうという感じじゃない。自分がオシャレして街に出て、似合っていると感じられればいいんです。同じミニバンというカテゴリーのなかでも、お客さまの像はまったく違いますよ。...

提供元:webCG

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